こんばんは。10月30日(金)の日本株市場は、昨日までの上昇から一転して、大幅に下落する一日となりました。日経平均株価は前日比 1,369.36円安の 63,290.11円で終了。下落率は 2.12%です。TOPIXも 38.21ポイント安の 3,965.07、-0.95%となりました。
日経平均は 4営業日ぶりの反落です。昨日までの 3営業日で約 2,470円上昇していましたが、今日はその半分以上を失う結果となりました。
| 指数 | 終値 | 騰落率 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 63,290.11円 | -2.12% |
| TOPIX | 3,965.07 | -0.95% |
| ダウ平均 | 52,342.56ドル | -0.25% |
| S&P500 | 7,720.39 | -0.30% |
| ナスダック総合 | 26,184.73 | -1.38% |
今日の日本株――一時1,948円安の急落
今日の日本株が大きく下落した最大の理由は、前日の米国市場でAI・半導体関連株が売られたことです。さらに、米国市場の取引終了後に決算を発表したアマゾンやインテルが時間外取引で急落したことも、投資家心理を冷やしました。
この流れを受けて、日経平均は朝方から下落。午前10時53分には62,711.42円まで値下がりし、前日比で1,948円安となる場面がありました。その後は買い戻しが入り、最終的には63,290円で終了しています。安値から約579円戻したものの、依然として大幅安です。AI関連企業の巨額設備投資が、本当に十分な利益を生み出せるのかという懸念が、再び強まっているようです。
半導体関連株が急落!日経平均を大きく押し下げる
今日の相場で特に弱かったのが、半導体関連株です。アドバンテストは約5.9%安、東京エレクトロンは約5.2%安となりました。さらに、イビデンは約15.2%安、レーザーテックは約8.8%安、ソフトバンクグループも約6%下落しています。アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、イビデンの4銘柄だけで、日経平均を約1,164円押し下げました。今日の日経平均の下落幅1,369円の約85%に相当します。
一方、東証プライム市場では値上がり807銘柄に対して、値下がり714銘柄となりました。つまり、日経平均が1,369円も下落したにもかかわらず、実際には値上がり銘柄の方が多かったのです。AI・半導体関連株への売りが集中する一方、内需関連株などには買いが向かっていました。
来週の日本株――6万3,000円を維持できるか
来週の注目点は、日経平均が63,000円台を維持できるかです。今日の終値は63,290円なので、63,000円までは約290円しかありません。
一方、今日の安値は62,711円でしたが、そこから約579円戻して終了しています。短期的な買い戻しが入ったことは一定の安心材料でしょう。ただし、米国のAI関連株への警戒感が続いているため、来週も値動きの荒い展開になる可能性があります。次の日本市場の営業日は11月2日(月)です。翌3日(火)は文化の日で休場となります。
昨日の米国株――ナスダック1.38%安、アルファベットが急落
10月29日の米国市場は、NYダウが132.54ドル安の52,342.56ドル、S&P500が23.59ポイント安の7,720.39、ナスダック総合が365.12ポイント安の26,184.73となりました。指数とも下落しましたが、特にナスダックの弱さが目立っています。
大きな要因となったのがアルファベットの決算です。検索広告事業の成長率が市場予想を下回ったことなどが嫌気され、株価は約12.6%急落しました。AI関連の設備投資が拡大する一方、その投資に見合う収益を確保できるのかという疑問が、株式市場全体に広がっています。
ただし、米国株が全面安だったわけではありません。小型株中心のラッセル2000指数は約1%上昇しており、ハイテク株以外には資金が向かう動きも見られました。
今日の米国株――ナスダック100先物が1.88%安
今日の米国株先物は、日本時間16時13分時点でダウ先物が0.01%高、S&P500先物が0.83%安、ナスダック100先物が1.88%安となっています。特にナスダック100先物の下落が大きく、今夜の米国市場でもハイテク株への売りが続く可能性があります。
注目したいのは、アマゾンやインテルの決算に対する市場の評価です。AI関連企業の売上高が増加していても、設備投資による現金支出が急増すれば、フリーキャッシュフローは悪化します。今後は、単にAI需要が拡大しているかだけではなく、巨額投資をどれだけ利益や現金収入につなげられるかが重要になりそうです。
今日の日経平均は1,369円安と大幅反落しましたが、値上がり銘柄数は値下がり銘柄数を上回りました。日本株全体が一様に弱いというよりも、AI・半導体関連株への売りが相場を大きく左右している状況です。
来週の日本株を占ううえでも、今夜のナスダック、SOX指数、米10年債利回り、AI関連企業の株価動向を確認しておきたいところです。まずは日経平均が63,000円台を維持し、再び反発するきっかけをつかめるかが焦点になりそうです。

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