こんばんは。11月4日(水)の日本株市場は、非常に値動きの激しい一日となりました。日経平均株価は前営業日比 893.23円安の 62,188.63円で終了。下落率は 1.42%です。TOPIXも 34.90ポイント安の 3,895.38、-0.89%となりました。
日経平均は3営業日続落しましたが、今日は一時3,000円以上も下落していただけに、終盤の買い戻しが目立つ展開でした。
| 指数 | 終値 | 騰落率 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 62,188.63円 | -1.42% |
| TOPIX | 3,895.38 | -0.89% |
| NYダウ | 51,786.72ドル | -0.38% |
| S&P500 | 7,568.92 | +0.36% |
| ナスダック総合 | 25,372.01 | +0.83% |
今日の日本株――一時3,000円超の急落!
今日の日本株が大きく下落した背景には、米国の中間選挙があります。今回の中間選挙では民主党が大きく議席を伸ばす見通しとなり、トランプ大統領の今後の政権運営が難しくなるとの観測が広がっています。
特に市場が警戒しているのが、AIデータセンターの建設に対する規制強化です。データセンターの建設には大量の電力や水が必要であり、地域住民からの反対も増えています。民主党が議会で影響力を強めれば、データセンターの建設計画や許認可に影響が出るのではないかという懸念が高まっています。
こうした見方を受け、日本市場でもAI・半導体関連株に売りが集中しました。日経平均は一時60,030.10円まで下落。前営業日から3,051円も値下がりし、60,000円割れ目前まで迫りました。
しかし、その後は急速に買い戻しが入り、終値では62,188円まで回復しています。安値から約2,159円も戻したことになり、売り一巡後には押し目買いも相当入ったようです。
半導体関連株の下落が日経平均を直撃
今日の下落を主導したのは、アドバンテストや東京エレクトロンなどの半導体関連株です。アドバンテストだけで日経平均を約259円、東京エレクトロンが約173円、ソフトバンクグループが約114円押し下げました。この3銘柄だけで約546円のマイナス寄与です。
一方、ファーストリテイリングは日経平均を約163円押し上げました。東証プライム市場では値上がり425銘柄に対して、値下がり1,084銘柄。約7割の銘柄が下落しており、半導体関連以外にも売りが広がっています。
ただし、今日の東証プライム市場の売買代金は約10兆8,055億円と非常に大きく、活発な売買が行われました。
明日の日本株――6万2,000円を維持できるか
明日の注目点は、日経平均が62,000円台を維持できるかです。今日の終値は62,188円なので、62,000円までは約189円しかありません。
一方、一時60,000円目前まで下落しながら大きく戻したことは、一定の安心材料でしょう。ただし、米中間選挙の結果によっては、AI関連企業の成長見通しが改めて評価される可能性があります。
民主党が議会の両院を掌握した場合でも、直ちにデータセンター建設が停止するわけではありません。今後、具体的にどのような規制や法案が検討されるのかが重要になりそうです。
昨日の米国株――ナスダック0.83%高、半導体株が反発
11月3日の米国市場は、NYダウが197.26ドル安の51,786.72ドル、S&P500が27.52ポイント高の7,568.92、ナスダック総合が207.65ポイント高の25,372.01となりました。ダウは下落しましたが、ナスダックは4営業日ぶりに反発しました。特にエヌビディアなどのAI関連株に買い戻しが入り、SOX指数も約2.6%上昇しています。
一方、アップルはメモリー半導体の価格上昇による利益率への懸念から下落しました。半導体関連株が上昇する一方、メモリー価格の上昇が製品メーカーの利益を圧迫するという、興味深い構図になっています。
今日の米国株――先物は急落から回復、中間選挙の結果が焦点
今日の米国株先物は、日本時間17時09分時点でダウ先物が0.27%高、S&P500先物が0.08%安、ナスダック100先物が0.14%安となっています。朝方にはナスダック100先物が一時2%以上下落していましたが、夕方には大きく下げ幅を縮小しました。今夜の米国市場では、中間選挙の結果とAI関連企業への規制強化の可能性が最大の注目点になりそうです。
ただし、規制強化が現実になるには、法案の成立や行政による具体的な対応が必要です。選挙結果だけでAI関連企業の業績が急激に悪化するわけではありません。
今日の日経平均は893円安でしたが、一時3,000円以上も下落したところから大きく戻しました。市場はAI関連企業の成長性を期待する一方、政治的な規制リスクを新たに意識し始めたのかもしれません。
明日の日本株を占ううえでも、今夜のナスダック、SOX指数、米長期金利、米中間選挙の最終的な議席構成を確認しておきたいところです。

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