みなさん、こんばんは。 3月に入りましたが、春の陽気とは裏腹に、マーケットは非常に重苦しい緊張感に包まれた週明けとなりましたね。僕は今、机の上に広げた山のような経済リポートと、急激な動きを見せるチャートを睨みながら、少し熱めのコーヒーを一口飲み、眼鏡をかけ直したところです。
2026年3月2日。この週末に世界を駆け巡ったニュースは、投資家である僕たちにとっても「試練」と言えるものでした。今日は、最新の数値を整理しながら、この「有事の相場」をどう読み解くべきか、じっくりお話ししていきます。
【今日2日の日本株】「イラン・ショック」とホルムズ海峡の激震
まずは、たった今大引けを迎えた今日の東京市場から振り返りましょう。
- 日経平均株価終値:58,057円24銭(前週末比 793円03銭安)
一言で言えば、「リスク回避の嵐」が吹き荒れた1日でした。週末の2月28日、米国とイスラエルによるイランへの大規模軍事作戦「壮絶な怒り(エピック・フューリー)」が開始されたという報を受け、市場は朝からパニックに近い売りで始まりました。
取引時間中には、下げ幅が一時1,500円を超える場面もあり、一時は5万7,200円台まで売り込まれました。最大の懸念は、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の事実上の封鎖です。これを受けて原油先物価格が急騰し、エネルギー自給率の低い日本経済への打撃を恐れた売りが、海運や輸出株を中心に殺到しました。
ただ、午後に向けては、トランプ大統領の「目標はほぼ達成された」という強気な発言もあり、最悪期を脱したとの見方から少しだけ買い戻しが入りました。それでも5万8,000円台を辛うじて維持するのが精一杯、という非常にタフな月曜日でしたね。
【明日3日の日本株予想】ボラティリティの継続と「有事の選別」
さて、明日3日の日本市場ですが、引き続き「原油価格」の動きに翻弄される展開になりそうです。
地政学的リスクが極限まで高まっているため、明日は自律反発を期待する買いと、さらなる混乱を恐れる売りが交錯するでしょう。焦点は、5万8,000円をしっかり固め直せるかどうか。 投資家として注目すべきは、業種間の明暗です。エネルギー価格上昇が追い風となる資源開発セクターや、防衛関連銘柄には資金が留まる一方、燃料コスト増が直撃する航空や陸運などは厳しい局面が続くかもしれません。机の上のチャートを眺めていても、今は「順張り」よりも「慎重な見極め」が報われる時期だと感じます。
【先週金曜日27日の米国株】嵐の前の、不穏な「足踏み」
時計の針を少し戻して、先週金曜日のニューヨーク市場を振り返ってみましょう。
- NYダウ終値:48,977ドル92セント(前日比 521ドル28セント安)
先週末の時点では、まだイランへの攻撃は始まっていませんでしたが、市場にはすでに不穏な空気が漂っていました。インフレ指標であるPCEデフレーターが予想を上回り、「利下げが遠のくのでは?」という警戒感から、ダウは500ドルを超える大幅な下げを記録していました。
今にして思えば、あの下落は「週末に何かが起きるかもしれない」と察知した大口投資家たちのリスクオフの予兆だったのかもしれません。4万9,000ドルを割り込んだ状態で週末を迎え、その直後にあの軍事作戦のニュースが飛び込んできたわけですから、市場の心理的ダメージは計り知れません。
【今夜2日の米国株予想】「有事の初動」を世界が注視する
そして、日本時間の今夜に幕を開ける週明けの米国市場。これはもう、「荒れ相場」を覚悟しなければなりません。
攻撃開始後、初めての取引となる今夜、NYダウは4万8,000ドル台の前半、あるいはそれ以下を試すような大幅な下落で始まる可能性があります。イランの最高指導者ハメネイ師の死亡が報じられ、中東全体に紛争が拡大する懸念がある中、投資家は「キャッシュ(現金)」や「金(ゴールド)」といった安全資産へ一斉に逃げ込むでしょう。
一方で、米国株の底力にも注目です。有事の際、米国が圧倒的な軍事力を示すことで、逆に「早期終結」への期待が生まれれば、売り一巡後にハイテク株などが買い戻されるシナリオもゼロではありません。今夜は眼鏡を新調してでも、正しい情報を追いかけ、相場の「底」がどこにあるのかを冷静に分析する必要がありますね。
おわりに:眼鏡の奥で見据える「レジリエンス」
日経平均5万8,057円、NYダウ4万8,977ドル。 これらの数字は、僕たちが直面している現実そのものです。地政学的リスクは予測不可能で、時には机の上の資料がすべて紙屑に思えるほどの衝撃をもたらします。
でも、投資家として大切なのは、パニックに陥らないことです。相場はいつか必ず落ち着きを取り戻します。嵐が過ぎ去った後に、どの企業が生き残り、どの技術が未来を作るのか。それを眼鏡の奥でじっと見据えることこそが、僕たちの仕事ですから。
明日の朝、また皆さんと笑顔で、あるいは少なくとも冷静な顔で、マーケットの結果を語り合えることを願っています。

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