こんばんは。10月9日(金)の日本株市場は、朝方の大幅安から一転して、かなり強い戻りを見せる一日となりました。日経平均株価は前日比11.19円安の69,030.92円で終了。下落率はわずか0.02%です。
一方、TOPIXは13.35ポイント高の4,104.81、+0.33%となりました。日経平均は3日続落ですが、今日は単純に弱い相場だったとは言えません。むしろ、朝方の急落からほぼ前日終値まで戻し、TOPIXはプラスに転じたことが注目されます。
| 指数 | 終値 | 騰落率 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 69,030.92円 | -0.02% |
| TOPIX | 4,104.81 | +0.33% |
| ダウ平均 | 51,231.64ドル | +0.10% |
| S&P500 | 7,765.36 | -0.47% |
| ナスダック総合 | 27,193.34 | -1.25% |
今日の日本株――一時900円近い下落から急回復
今日の日経平均は、前日の米国ハイテク株安を受けて393円安でスタートしました。その後も売りが広がり、一時は68,150.02円まで下落。前日終値から892円も値下がりする場面がありました。
ところが、後場に入ると状況が一変します。押し目買いが入り、日経平均は急速に下げ幅を縮小。一時は69,143円まで上昇してプラス圏に浮上しました。最終的には11円安でしたが、朝方の安値からは約881円も戻したことになります。
特に注目したいのが、値上がり銘柄の多さです。東証プライム市場では値上がりが約1,200銘柄に達し、値下がり銘柄は約330銘柄でした。つまり、日経平均は下落したのに、市場全体では約8割の銘柄が上昇していたことになります。
日経平均を大きく押し下げたのは、一部の値がさ株でした。特に衣料品大手や大型投資会社の株価下落が指数の重荷となった一方、半導体製造装置関連の一角には買いが戻りました。
日本株は意外と底堅い?
今日の動きを見ると、投資家の買い意欲はまだ強そうです。日経平均は10月6日に70,683円まで上昇したあと、7日と8日の2営業日で1,600円以上も下落しました。その流れを引き継いで今日も大幅安で始まったわけですが、結局はほぼ前日終値まで回復しています。
しかもTOPIXはプラスです。もちろん、これだけで調整が終わったとは判断できませんが、下がったところでは買いたい投資家が多いことを示す動きだったと言えそうです。
来週の日本株――3連休明けに7万円を取り戻せるか
明日から日本市場は3連休です。10月12日(月)はスポーツの日で休場となるため、次の取引日は10月13日(火)になります。週明けの注目点は、日経平均が再び7万円を目指せるかでしょう。今日の終値は69,030円なので、7万円までは約970円あります。
ただ、今日のように900円近い下落から急回復する買いの強さが続けば、再び7万円を試す展開も考えられます。一方、3連休中に米国株が大きく下落したり、中東情勢が悪化したりすれば、週明けの日本市場にも売りが広がる可能性があります。
昨日の米国株――ナスダックが1.25%の大幅下落
10月8日の米国市場は、NYダウが51.77ドル高の51,231.64ドル、S&P500が36.41ポイント安の7,765.36、ナスダック総合が345.35ポイント安の27,193.34となりました。ダウは0.10%上昇したものの、S&P500は0.47%安、ナスダックは1.25%安です。
特にAI・半導体関連株の下落が目立ちました。背景には、AI関連企業の収益性に対する懸念があります。AI向け設備投資は急速に拡大していますが、巨額の投資に見合う売上や利益を確保できるのかという点が改めて意識されました。さらに中東情勢の緊迫化による原油高も、投資家心理を冷やす要因となりました。
今日の米国株――先物は反発、ナスダック100が強い
一方、今夜の米国市場には明るい材料もあります。日本時間18時前後に確認できた米国株先物は、ダウが+0.17%、S&P500が+0.40%、ナスダック100が+0.83%となっています。特にナスダック100先物の上昇が目立ち、昨日大きく売られたハイテク株に買い戻しが入る可能性があります。
また、中東情勢への過度な警戒がやや和らぎ、ブレント原油は一時の105ドル台から103ドル台へ下落しています。原油価格の落ち着きは、インフレ懸念や長期金利上昇への警戒を和らげる材料です。ただし、AI関連株の割高感や収益性への懸念が解消したわけではありません。来週10月14日には米9月消費者物価指数(CPI)の発表も控えています。
今日の日経平均はわずか11円安でしたが、一時892円安からの急回復、TOPIXの上昇、約8割の銘柄が値上がりという点を考えれば、数字以上に底堅い相場だったと言えそうです。
今夜は米国株先物の上昇が実際の株価上昇につながるのか。そして来週は、日経平均が再び7万円を目指す展開になるのかに注目したいところです。

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