こんばんは。週明け17日の日本株市場は、日経平均株価が前週末比506円45銭高の69,220円25銭で取引を終えました。上昇率は0.74%で、これで5営業日続伸です。一方、TOPIXは13.09ポイント安の4,184.11と0.31%下落しました。日経平均だけを見るとかなり強い相場ですが、今日は少し中身を注意して見る必要があります。
| 指数 | 終値 | 騰落率 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 69,220.25円 | +0.74% |
| TOPIX | 4,184.11 | -0.31% |
| ダウ平均 | 53,732.41ドル | -0.20% |
| S&P500 | 7,785.76 | -0.17% |
| ナスダック総合 | 26,729.16 | -0.28% |
今日の日本株市場の様子
今日の主役は、再びAI・半導体関連株でした。朝方は前週末の米国株が小幅安だったこともあり、日経平均は方向感に欠けていました。しかし後場に入ると、キオクシア、アドバンテスト、東京エレクトロン、フジクラ、ソフトバンクグループなど指数寄与度の大きいAI・半導体関連株への買いが強まり、日経平均は取引終盤に一段高となりました。
背景には、米国の弱い経済指標によってFRBの9月利上げ観測が後退したことがあります。米7月小売売上高は予想外に減少し、ミシガン大学の8月消費者信頼感指数も市場予想を下回りました。これを受け、9月利上げ確率は1週間前の約50%から30%程度まで低下しています。
ただし、今日の相場には気になる点もあります。東証プライム市場では値上がり627銘柄に対して値下がり890銘柄と、実は値下がり銘柄の方が多くなりました。TOPIXも9営業日ぶりに反落しています。
つまり今日は「日本株全体が0.7%上昇した」というより、半導体など一部の値がさ株が日経平均を強く押し上げた相場と考えた方が実態に近そうです。
明日の日本株市場の予想
明日は、日経平均がいよいよ70,000円の大台を試せるかが注目されます。
ただ、日経平均は8月7日の65,606円台から短期間で3,600円以上上昇しています。心理的節目の70,000円が近づけば、利益確定売りもかなり出やすくなるでしょう。
そのため、明日は単純に日経平均だけを見るのではなく、TOPIXが再び上昇できるか、そして値上がり銘柄数が増えるかにも注目したいところです。
前営業日の米国株市場の様子
前週末14日の米国市場は、NYダウが0.20%安、S&P500が0.17%安、ナスダック総合が0.28%安と、3指数そろって小幅下落しました。
アプライド・マテリアルズが好決算にもかかわらず5.1%下落し、ブロードコムも5.9%安。AI関連株は期待値そのものが非常に高くなっているため、「好決算なら上昇」ではなく、市場予想を大幅に超えられるかどうかが問われる相場になっています。
一方、S&P500は週間では0.4%高、ナスダックも0.1%高となり、ともに3週連続上昇でした。
今日の米国株市場の予想
今夜の米国市場は、ハイテク株がやや優勢となりそうです。
18時前後の先物は、ダウが約0.1%安なのに対して、S&P500は小幅高、ナスダック100は0.4%前後上昇しています。米長期金利が低下していることも、金利に敏感なハイテク・AI株には追い風です。
今週はFRB議事要旨に加え、ウォルマート、ターゲット、ホーム・デポなど大手小売企業の決算が予定されています。弱い経済指標を「利上げ後退」という好材料として評価するのか、それとも「米景気減速」という悪材料として意識し始めるのかがポイントになります。
現時点ではナスダック先物が比較的強いため、今夜の米ハイテク株が堅調なら、明日の日経平均は70,000円という大台への挑戦が現実味を帯びてきます。ただし今日のTOPIX下落が示すように、日本株内部ではすでに温度差も出始めています。明日は「7万円に届くか」だけでなく、上昇が市場全体に広がるかにも注目したいところです。

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