ETF（上場投資信託）と株式と投資信託の違い

11/07/2022

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投資信託は銀行などでも勧められる事があるので耳にする機会も多いと思いますが、ETFという言葉は聞いたことがありますか？

投資を始めると、「投資先としてETFもいいですよ」とお勧めしているサイトなどを見かける事があると思います。

ETFは、上場投資信託という名前から想像できるように、株式市場に上場している投資信託という事になります。

では、そのETFとはどんな物で・どんな投資先なのかを確認していきたいと思います。

ETFとは

ETF（上場投資信託）とは、株式と同じように証券取引所に上場しており、株価指数（日経平均株価やダウ工業平均株価など）などの指数に連動するように作られている投資信託です。

「Exchange Traded Funds（上場投資信託）」の頭文字をとって、ETFと呼ばれています。

東証株価指数（TOPIX：トピックス）に連動するETFであれば、東証株価指数と同じ動きをするように作られているので、このETFを購入する事で東京証券取引所に上場している日本の企業全てをまとめて購入する事が出来る事になります。

色々な企業をまとめて販売しているパッケージ商品だと思えばイメージしやすいのではないかと思います。

株式とETFと投資信託の違い

株式とETFと投資信託は、同じ部分もあれば異なる部分もあり、違いをそれぞれ理解しながら何に投資したらいいのかを判断していく必要があります。

頭の中でごちゃごちゃになってきたよ

分かりやすく表にしてみますね

ここでは、株式とETFと投資信託の違いについて一覧で確認してみたいと思います。

項目	株式	ETF	投資信託
販売会社	証券会社	証券会社	銀行・証券会社
上場・非上場	上場	上場	非上場
購入価格	リアルタイムな取引価格	リアルタイムな取引価格	基準価格（１日で１つ）
注文方法	成行注文・指値注文が可能	成行注文・指値注文が可能	基準価格が分からない状態で購入（売却）する
取引可能時間	証券取引所の取引時間	証券取引所の取引時間	基本的には15時までに申込
購入時費用	売買手数料	売買手数料	購入時手数料
売却時費用	売買手数料	売買手数料	信託財産保留額
保有期間中費用	なし	信託報酬（投資信託より安い）	信託報酬（ETFより高い）

株式とETFは、証券取引所に上場しているので注文の仕方や値段（株価）の決まり方などは同じような感じです。自分が買いたいとおもう株価で注文をする事が出来て、リアルタイムに取引をする事ができます。

一方で投資信託は、１日に１回基準価格というものが決まっており、それが買値（売値）になります。当日の15時までに注文したものは、次の日の基準価格で購入（売却）する事になります。注文した時の買値（売値）は次の日の基準価格となるので、注文をした時点ではいくらになっているのかは分かりません。

ETFと投資信託が似ている点は、同じように分散投資が出来るのと運用会社に運用を任せる事になるので信託報酬が必要となる事です。株式と違って、保有すると毎年運用会社に信託報酬を支払う必要があります。分散投資をしてもらう手数料だと思えばイメージしやすいのではないかと思います。

この信託報酬は一般的には、ETFの方が安いです。なぜそうなるのかというと、ETFは投資信託と違って証券取引所に上場しているので、販売会社を仲介しないからその分だけ手数料を支払う先が少ないということなんです。イメージとしては、不動産（土地など）を持ち主と直接売買するのか、それとも不動産会社を通して購入するのかの違いと同じような物だと想像したらいいと思います。

ETFの場合
運用会社　→　投資家

投資信託の場合
運用会社　→　販売会社　→　投資家

ETFは、株式と同じように証券取引所に上場しており、株式と同じように注文して購入する事になります。そして様々な企業が入っているパッケージ商品のようなものになるので、投資信託と同じように保有している間は信託報酬という手数料を支払う必要があります。