投資への第一歩を踏み出そうと思っても、「何を買えばいいのか分からない」と思う事があるかもしれません。また投資信託がいいみたいだと思っていても、「どんな投資信託を買えばいいのか分からない」と感じる事もあるかもしれませんね。
お勧めされた投資信託を買ってみたけれども、その投資信託の名前は分かるけれども、どういった銘柄が含まれている投資信託なのかを詳しくは分かっていない事もあるかもしれませんね。
投資信託を購入したけど、実は何に投資しているのか分からないんだ
最初の頃は、自分で目論見書を読むのは面倒だよね
今回は、私がお勧めする投資信託の名前と内容をお伝えしながら、初心者のお勧めの投資信託についてお伝えしていこうと思います。
投資信託の中からお勧めする3つの投資信託
投資信託は本当に沢山の種類があり、アクティブ運用を行っているファンド(投資信託)やパッシブ運用を行っているファンド(投資信託)など多種多様な商品構成となっています。
アクティブ運用とは、運用者が指数(日経平均株価やニューヨークダウ平均株価)を上回る運用実績をあげるように作り上げている投資信託であり、アクティブファンドと呼ばれています。
パッシブ運用とは、運用者が指数と同じような値動きになるように作っている投資信託であり、インデックスファンドと呼ばれています。
投資の初心者の頃は、値動きが激しくなるアクティブファンドよりも安定した値動きになるインデックスファンドの方がお勧めとなります。なので、最初の頃はインデックスファンドの中から投資する投資信託を選んでいけばいいと思います。
そんなインデックスファンドの中からお勧めする投資信託を3つ選んでみました
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
私がお勧めするのは、この3つの投資信託です。
名前は聞いた事があるよ
では、この3つの投資信託の商品内容を詳しく見ていきましょう
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)とは
商品名から分かるように全世界の株式に投資をするインデックスファンド(投資信託)です。
インデックスファンドがお勧めな理由は、何よりもコストが安くて、分散効果があり、平均的なリターンを確保する事が出来るからです。
そんなインデックスファンドの中でも、一番最初にお勧めするのがeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)です。
安全に投資を続けていくために重要な事は、しっかりと分散されている物に投資をすると言う事です。そういった点でeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は非常に優れており、しっかりと分散されています。
全世界株式という名前が付いているように、全世界の株式に分散して投資をしているので、これを買えば米国や日本・中国・ヨーロッパ・アジア・アフリカなどの各国の株式をそれぞれ買い集めなくても、全ての国の株式をバランスよく組み入れてくれている非常に便利で有難い投資信託となります。
eMAXIS Slim全世界株式には、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)と名称がついている全世界に分散投資するものと、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)と名称がついている日本株式を除いた全世界株式に投資をする2種類があります。
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)という商品があるのは、日本の投資家はすでに日本株に投資をしている人が多いので、あえて日本株式を除いた全世界株式の投資信託の設定も作っているという事になります。
※すでに日本株に投資をしている状態で、投資信託にも日本株が含まれていると、投資資産全体の対する日本株の割合が高くなるために、あえて日本株を除いて全世界に投資する投資信託を作っているという事になります。
今回ご紹介しているのは、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)となっている日本株式を含めた全世界の株式に分散投資をしている投資信託になります。初心者にお勧めなのは、オールカントリーのように全ての国を含んだ全世界に分散投資をする方が良いと思います。
ちなみに、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は名称が長いので、省略して「オルカン」と呼ばれる事が多いです。投資家達が「オルカン」と言っていたら、それはeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の事です。
どこの国にどのくらいの割合で投資をしているのか
全世界に分散投資をしているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は、どこの国の株式をどれくらいの割合で運用しているのかを確認していきたいと思います。
先進国地域 | 投資比率 | 新興国地域 | 投資比率 |
---|---|---|---|
アメリカ | 62.0% | 中国 | 3.5% |
日本 | 5.4% | インド | 1.7% |
イギリス | 3.7% | 台湾 | 1.5% |
カナダ | 3.1% | その他の新興国 | 4.4% |
フランス | 2.7% | ||
その他の先進国 | 12.0% | ||
先進国地域合計 | (88.9%) | 新興国地域合計 | (11.1%) |
一番多く投資している国は、アメリカ市場となります。その割合は62%にも及んでおり、半分以上はアメリカに投資をしているという事になります。2番目が日本で5.4%、3番目がイギリスで3.7%の割合という事を考えると、アメリカへの投資が突出しているように感じますよね。
これは、アメリカには世界を代表する巨大企業が多く集まっており、世界経済の中心であり、世界の時価総額の半分以上をアメリカが占めているからです。
グーグルやマイクロソフト、アマゾン、コカ・コーラ、マクドナルド、P&G、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ファイザー、インテル、ボーイング、ゴールドマン・サックス、ディズニー、ネットフリックスなどなど、数え上げればキリがないぐらい世界的に有名で巨大な企業がゴロゴロと米国にはあります。
なので、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は米国市場への投資割合が多くなっているのですが、しっかりと分散とリバランス(自動的に割合を調整する)をしてくれるので、米国市場の時価総額が少なくなってくれば他の市場への投資の割合を増やしてバランスを取ってくれます。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の組み入れ銘柄上位
次にeMAXIS Slime全世界株式(オールカントリー)に組み入れられている個別銘柄の上位を確認してみましょう。
※アルファベットはグーグルの親会社です。クラスAとクラスCの違いは議決権があるかないかでその他は同一の株式です。
順位 | 企業名 | 業種 | 国名 | 組入割合 |
---|---|---|---|---|
1位 | アップル | スマホメーカー | 米国 | 4.5% |
2位 | マイクロソフト | ITソフトメーカー | 米国 | 3.0% |
3位 | アマゾン | EC企業 | 米国 | 1.7% |
4位 | テスラ | 電気自動車メーカー | 米国 | 1.1% |
5位 | アルファベット・クラスA | 検索エンジン大手 | 米国 | 1.0% |
6位 | アルファベット・クラスC | 検索エンジン大手 | 米国 | 1.0% |
7位 | ユナイテッドヘルス・グループ | 管理医療会社 | 米国 | 0.9% |
8位 | エクソン・モービル | 石油メジャー | 米国 | 0.8% |
9位 | ジョンソン・エンド・ジョンソン | ヘルスケア製品メーカー | 米国 | 0.8% |
10位 | バークシャー・ハサウェイ | 投資持株会社 | 米国 | 0.7% |
このようになっています。世界的に時価総額が大きい企業が上位に名を連ねていますね。ほとんどが名前を聴いたことがある巨大企業ですが、中には一般的にはあまり馴染みがない企業もありますね。例えば、10位のバークシャー・ハサウェイ。これは、世界的な投資家であるウォーレン・バフェット氏が率いている事で有名な企業です。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の信託報酬
投資信託には信託報酬があります。投資信託はプロが運用してくれる代わりに手数料を毎年支払う必要があります。それが信託報酬です。
購入した信託報酬が儲かっていても・損をしていても、必ず毎年支払う必要があるので、信託報酬が出来るだけ低い(安い)方が良いです。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は、0.1144%となっており非常に低コストです。
アクティブファンドなどでは、1%を超えるような信託報酬が必要なものがある事を考えれば、0.1144%というのは非常に低くて長期的に運用するには最適なコストとなります。
このように、信託報酬が低いという事もeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)をお勧めする大きな理由の1つです。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とは
次にご紹介するのは、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)です。商品名に米国株式という名称がついている事から分かるように米国株式に投資をする投資信託となります。
eMAXIS Slim米国株式の後ろに(S&P500)と付いているのは、S&P500に連動する様に値動きをする投資信託という意味になります。
では、このS&P500というのは何かというと米国株式の代表的な指数となります。米国株式市場に上場している企業500社を集めて作った指数(指標)で、米国株式市場の平均的な動きを表すものです。このS&P500という指数に投資をすると思ってもらえばいいです。
米国株企業の500社に分散投資する形になるので、安定して運用する事が出来ます。
初心者にお勧めする投資先としては、先ほどお勧めしたeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)と双璧をなすのがeMAXIS Slim米国株式(S&P500)です。初心者だけでなく、投資中級者や上級者もこぞって愛用する投資信託です。
私も、運用している資産の半分はこのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を保有しているぐらいなので、安心して投資できる運用先だと思います。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)と比較すると、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の方がリターンが良いです。
これは、米国には世界的な巨大IT企業が多く存在するのと、次の時代を担うベンチャー企業やユニコーン企業も数多く存在する事から株価の伸びも大きく、米国株式が世界経済・株式市場を牽引しているからです。
なので、最近はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の人気が高いのですが、株式投資の歴史を垣間見ると、年代ごとに旬となる投資先は変化しており、例えば30年前は日本がバブル経済で世界の時価総額の上位は日本企業が独占しており日本の時代でした。その後、バブルが崩壊して日本は失われた時代を送る事になり、変わって中国やインドなどの新興国株式市場がブームとなります。その新興国バブルも崩壊すると、次に伸びてきたのが巨大IT企業を有する米国株式市場です。
このように、今は世界をリードしている米国企業や米国株式ですが、再び低迷の時代を迎える可能性もあり得ます。
そんな場合でもeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)のように全世界の株式市場に分散投資をしていれば、伸びてきた市場を取り込み・落ちてきた市場は削除していくという形でリバランス(調整)していくので、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の方が安定感があります。
ただ、米国は世界経済の中心であり、ドルという世界の基軸通貨を保有しており、英語という世界共通言語があり、軍事的には世界最強国である事から、米国株式が長期間に渡って大きく崩れる可能性は低いと言われています。
また世界的な企業も多く、コカ・コーラ、マクドナルド、ウォルマート、ファイザー、3M、ナイキなど長く愛され続けている企業や商品も沢山もあり、マイクロソフト、グーグル、アマゾン、アップルなどの今後も世界を牽引していく巨大IT企業もあるので、当面は手堅い成長を続けていくと想定されています。
全世界株式と米国株式の比較
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)とeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の比較
項目 | eMAXIS Slim全世界株式 | eMAXIS Slim米国株式 |
---|---|---|
安定感 | ||
分散性 | ||
成長性 | ||
信託報酬の安さ | ||
お勧め度 |
どちらも非常に優れた投資信託であり、どちらに投資をしても問題ないと思います。あとは好みの問題です。
eMAXIS Slim全世界株式の方が分散されており安定感は抜群です。一方で、eMAXIS Slim米国株式は成長性の高い米国企業に多く投資をするのでeMAXIS Slim全世界株式と比較すると成長性は高いです。
私自身は、eMAXIS Slim米国株式に投資をしています。一方で、ジュニアNISA(子供用の非課税投資枠:現在は制度が廃止されている)では安定感を重視するためにeMAXIS Slim全世界株式に投資をしていました。
何を優先するかで投資先を決めていただければいいと思います。
eMAXIS Slim米国株式の組み入れ上位銘柄
次に、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に組み入れられている上位の銘柄を確認してみましょう。
順位 | 企業名 | 業種 | 国名 | 組入割合 |
---|---|---|---|---|
1位 | アップル | スマホメーカー | 米国 | 7.0% |
2位 | マイクロソフト | ITソフトメーカー | 米国 | 5.2% |
3位 | アマゾン | EC企業 | 米国 | 2.7% |
4位 | テスラ | 電気自動車メーカー | 米国 | 1.8% |
5位 | アルファベット・クラスA | 検索エンジン大手 | 米国 | 1.7% |
6位 | バークシャー・ハサウェイ | 投資持株会社 | 米国 | 1.6% |
7位 | アルファベット・クラスC | 検索エンジン大手 | 米国 | 1.5% |
8位 | ユナイテッドヘルス・グループ | 管理医療会社 | 米国 | 1.5% |
9位 | エクソンモービル | 石油メジャー | 米国 | 1.4% |
10位 | ジョンソン・アンド・ジョンソン | ヘルスケア製品メーカー | 米国 | 1.4% |
米国市場には世界的な巨大企業が集まっているので、組み入れ銘柄上位はeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)とほとんど変わらないですね。eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は、より多くの世界企業を組み入れているので1社1社の組み入れ比率が低いのですが、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は米国株式だけなので、その分だけ1社1社の組み入れ比率は高くなっていますね。
例えば、アップルやマイクロソフト、アマゾンの組み入れ比率を確認してみるとこんな感じです。
企業名 | eMAXIS Slim米国株式 | eMAXIS Slim全世界株式 |
---|---|---|
アップル | 7.0% | 4.5% |
マイクロソフト | 5.2% | 3.0% |
アマゾン | 2.7% | 1.7% |
eMAXIS Slim米国株式の方が、1~3%ほど高い組み入れ比率となっており、その分だけ米国IT企業の成長性の恩恵を受ける事が出来る反面、米国IT企業の成長性が鈍化すると成長性が落ち込む要因となります。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬
インデックス投資の優れた点は信託報酬が少なくて済むという事です。長期投資をする際にはコストが高いと後々のパフォーマンスに徐々に蓄積したダメージを与えていくので、出来るだけコストが低い方がいいです。
その点、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は信託報酬が低いので非常にお勧めです。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬は僅か0.0968%となっており、非常に低いです。
eMAXIS Slim全世界株式、この後に紹介するeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)などと比較しても非常に低い信託報酬となっています。
項目 | 米国株式 | 全世界株式 | 国内株式 |
---|---|---|---|
信託報酬 | 0.0968% | 0.1144% | 0.154% |
eMAXIS Slim米国株式、eMAXIS Slim全世界株式、eMAXIS Slim国内株式ともに、どの投資信託を選んでも信託報酬は非常に低いです。その中でもeMAXIS Slim米国株式は更に圧倒的に信託報酬が低く、0.1%を切る水準となっています。
例えば、eMAXIS Slim米国株式で100万円運用していたとしても信託報酬(手数料)で取られるのは968円だけです。
米国株式500社を自動的にリバランスしてくれながら勝手に運用をしてくれて、取られる信託報酬は毎年968円(100万円の運用ならば)だけなので、非常にお得なのが分かりやすいと思います。
eMAXIS Slim米国株式が投資家に人気なのは、成長性が高い米国株式に投資をするという点以外にも、こういった信託報酬の安さが魅力になっているのです。
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)とは
最後にご紹介するのは、日本の株式市場に投資をするeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)です。日本の東証株価指数であるTOPIX(トピックス)に連動する様に作られている投資信託です。
全世界株式や米国株式は、主な投資先が外国株になるので為替レートの影響を受けます。円安や円高によって為替損益が変動していく事があるので、投資している先の株価は上昇していても為替の影響でマイナスになっている事もあります。為替レートは予測が非常に難しく不安定要素がある投資先と言えることになります。
日本の株式であれば、日本円で投資をするので為替レートの影響を受ける事もなく、株価の影響をストレートに反映するので分かりやすい投資先だと言えます。また、投資している企業等も私達に馴染みが深い(よく知っている)企業が多いので、どういった事業をしていたり、どういった商品を販売しているのかが分かりやすいです。
日本の株式市場には代表的な指数が2つあります。「日経平均」と「TOPIX」です。それぞれの違いを確認してみましょう。
項目 | 日経平均 | TOPIX |
---|---|---|
組み入れ銘柄数 | 225銘柄 | 2169銘柄 |
算出対象 | 東京証券取引所プライム市場に 上場する銘柄で選出された企業 | 東京証券取引所プライム市場に 上場している全銘柄 |
算出方法 | 225銘柄の平均株価を指数化 | 全ての時価総額を指数化 |
算出元 | 日本経済新聞社 | 東京証券取引所 |
表示単位 | 円 | ポイント |
日経平均は、225銘柄の平均株価を指数化するため、値動きが大きくなりがちな株価の高い銘柄(値嵩株)の影響を強く受けます。一方で、TOPIXは時価総額を指数化するため、大型株とよばれる時価総額が大きな銘柄の影響を強く受けます。
日経平均、TOPIXともに日本を代表する指数なので、どちらに投資をしても良いのですが、TOPIXの方が幅広く分散されており、日本株式市場全体の動きを反映しやすいのでTOPIXの方をお勧めしています。
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)の組み入れ比率上位銘柄
次にeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)に組み入れられている上位銘柄を確認してみましょう。
順位 | 企業名 | 業種 | 国名 | 組入割合 |
---|---|---|---|---|
1位 | トヨタ自動車 | 自動車メーカー | 日本 | 4.0% |
2位 | ソニーグループ | 電気機器 | 日本 | 2.5% |
3位 | キーエンス | 電気機器 | 日本 | 2.0% |
4位 | 日本電信電話(NTT) | 通信事業 | 日本 | 1.9% |
5位 | 三菱UFJファイナンシャルグループ | 銀行事業 | 日本 | 1.6% |
6位 | 第一三共 | 医薬品 | 日本 | 1.5% |
7位 | 任天堂 | ゲーム機器 | 日本 | 1.3% |
8位 | ソフトバンクグループ | 情報通信サービス | 日本 | 1.3% |
9位 | リクルートホールディングス | サービス業 | 日本 | 1.2% |
10位 | 武田薬品工業 | 医薬品 | 日本 | 1.2% |
日本の有名企業が上位に名を連ねているので誰もが知っている企業ばかりですね。日本の株式に投資をする利点は、知らない企業が少ないという事ですね。組み入れ銘柄上位に位置しているような企業であれば、知らない人がいないと言えるほどの知名度が高い企業が組み入れられています。各業界において日本を代表する企業ですね。
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)の信託報酬
インデックス投資なのでeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)の信託報酬は比較的低い水準となっています。
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)の信託報酬は、0.154%と魅力的な水準です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)やeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)と比べると少し高い信託報酬ですが、他の投資信託を比べると充分過ぎるほどの低水準な信託報酬なので、何も問題はないと思います。
まとめ
初心者にお勧めする投資信託として、3つのインデックスファンドをご紹介してきました。
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
どれに投資をしても良いと思います。それぞれの好みに応じて、どういった方向性を重視するのかで選んでいけばいいと思います。安定性を重視するのか?成長性を重視するのか?などによって、どういった投資信託を購入するのかが変わってくると思います。
分散性
全世界株式 > 米国株式 > 日本株式
安定性
全世界株式 > 米国株式 > 日本株式
成長性
米国株式 > 日本株式 > 全世界株式
為替安定性
日本株式 > 全世界株式 > 米国株式
私が初心者の方にお勧めするのであれば、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)を選ぶと思います。全世界に広く分配されており、安定性が高い投資信託なので安心して保有をしていく事が出来ると思います。
私自身は成長性を重視しているので、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に投資をしていますが、何を重視するのかによって投資先は変わってくると思いますので、成長性を重視するのであればeMAXIS Slim米国株式(S&P500)でも良いと思います。
どういった基準で投資するのかを決めて、それに応じた投資先へと投資していけばよいです。
自分で決めるのは難しくてよく分からないようであれば、まずはeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)に投資をしていけば良いと思いますよ。
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