毎日夕方の市場レポートブログ、本日もお届けします!
今日は東京市場もニューヨーク市場も、中東の緊迫したニュースやセクターごとの激しい資金の出入りに振り回される、なかなか一筋縄ではいかない一日になりましたね。最新のデータをしっかりチェックしながら、今日の振り返りとこれからの展開を分かりやすく読み解いていきましょう!
まずは、気になる足元の終値から確認です。
主要株価指数の終値
| 市場 | 指数 | 終値 | 前日比 |
| 東京市場(5/28) | 日経平均株価 | 64,693円12銭 | -306円29銭 (-0.47%) |
| 米国市場(5/27) | ダウ平均株価 | 50,644ドル28セント | +182ドル60セント (+0.36%) |
昨夜の米国株市場:イラン和平期待でダウ反発!でも中身は「主役交代」?
まずは昨夜(5月27日夜~28日早朝)のニューヨーク市場の様子から見ていきましょう。
昨夜のダウ平均株価は、前日の下落からしっかり切り返して、182.60ドル高の50,644.28ドルで取引を終えました。
上昇のきっかけになったのは、長らく警戒されていた「米国とイランの戦闘終結に向けた協議」への期待感です。このニュースを受けて、市場の「リスク回避ムード」がフッと和らぎ、投資家たちが一安心した格好ですね。
特に目立ったのが原油先物価格の急落です。原油が安くなったことで「これならインフレも落ち着くんじゃない?」という見方が広がり、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やアマゾンといった消費財・生活必需品セクターに、まとまった買いが入りました。
ただ、ちょっと注意したいのがハイテク株の動きです。
これまで相場をガンガン引っ張ってきたエヌビディアなどのAI・半導体関連株には、利益確定の売りが目立ちました。ダウ全体としては構成銘柄の約7割が値上がりしたものの、ハイテク株が重荷になったため、上値をゴリゴリ買い進むような爆発力まではありませんでした。
今夜の米国株市場の予想&先物チェック:今夜は上値が重くなる?
さて、気になる今夜のアメリカはどう動きそうでしょうか。まずは夕方現在の米国株先物相場の動きを見てみましょう。
- NYダウ先物:ほぼ横ばい~わずかにマイナス圏
- ナスダック100先物:小幅なもみ合い
先物市場を見る限り、昨夜の反発の反動もあり、今夜はやや慎重なスタートになりそうです。
今夜の米国市場の予想としては、「強弱材料が入り混じり、高値圏での一進一退」の展開をみています。
というのも、せっかく昨夜高まった停戦・和平への期待感ですが、その後に双方による攻撃のニュースがまた伝わってきており、地政学リスクが再びチクリと市場を刺激しているからです。
原油安がキープできれば消費関連株は下支えされますが、ハイテク株の調整が長引けば、指数全体としては上値の重い相場になりそうです。
今日の日本株市場:一時1100円以上も急落!中東リスクに冷や水を浴びせられた一日
続いて、今日(5月28日)の東京市場の振り返りです。
今日の日経平均株価は、昨夜のアメリカでハイテク株が弱かった流れを引き継いでマイナスからのスタート。その後、一時はプラス圏に浮上する粘り強さも見せたのですが、中盤から一気に売りが加速しました。下げ幅は一時1100円を超える場面もあり、ヒヤッとした方も多かったのではないでしょうか。
結局、終わってみれば306円安の6万4693円12銭と、2日ぶりの値下がりとなりました。
急落の最大の原因は、先ほどアメリカの予想でも触れた「中東情勢の再びの緊迫化」です。米国とイランの戦闘終結協議が続く裏で、新たな攻撃のニュースが伝わったことで、海外勢をはじめとする投資家たちが一斉にリスクを避ける動きに出ました。
これまで日本株を猛烈に引っ張ってきたAI・半導体関連株の一角に、「とりあえず利益を確定させておこう」というまとまった売りが出たため、日経平均の押し下げ圧力がかなり強くなってしまいました。
明日の日本株市場の予想:週末を控えて「下値固め」の正念場
明日の日本株市場は、「中東情勢をにらみながらの、自律反発を試す展開」になると予想しています。
今日、一時1100円超も下げたところから、終値では300円安付近までしっかり買い戻されて戻ってきたのは、日本株の「基礎体力の強さ(押し目買い意欲)」を示しています。企業業績自体の悪化で下がったわけではないので、今夜のアメリカ市場がパニックにならなければ、明日はリバウンドを狙う動きが出てくるでしょう。
明日の予想レンジは6万4300円~6万5200円。
金曜日ということもあって週末の持ち高調整の売りは出やすいですが、今日大きく売られた半導体株に買い戻しが入るかどうかが、明日プラス圏に浮上できるかの大きな鍵になりそうです。
投資のワンポイントアドバイス
地政学リスク(戦争や政治のトラブル)で市場が揺れる時は、とにかく株価の上下が激しくなりがちです。ですが、こういう時こそ「業績が良いのに、地合いの巻き添えを食って安くなっている株」を見つけるチャンスでもあります。
焦ってオロオロ売買するのではなく、まずは今夜のNY市場が中東ニュースをどう消化するのか、コーヒーでも飲みながらゆっくり見守りましょう!

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