こんばんは。8月最後の取引となった今日の日本株市場は、かなり激しい値動きになりました。日経平均株価は前週末比93円63銭安の66,311円93銭で終了。下落率はわずか0.14%でした。一方、TOPIXは9.58ポイント高の4,156.29と0.23%上昇し、これで8営業日続伸となりました。
| 指数 | 終値 | 騰落率 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 66,311.93円 | -0.14% |
| TOPIX | 4,156.29 | +0.23% |
| ダウ平均 | 53,559.99ドル | -0.02% |
| S&P500 | 7,711.76 | -0.25% |
| ナスダック総合 | 26,402.42 | -0.52% |
今日の日本株市場の様子
終値だけを見ると小幅安ですが、朝方はまったく違う景色でした。日経平均は737円安でスタートし、午前9時6分には64,832円台まで下落。前週末から一時1,573円も下げました。ところが、その後は押し目買いが入り、後場には急速に下げ幅を縮小。最終的にはこの日の高値となる66,311円で引けています。
朝の急落の最大の原因は、前週末の米国市場です。ジャクソンホール会議でウォーシュFRB議長がインフレへの警戒を示したことで9月利上げ観測が急上昇し、米長期金利も上昇。特に半導体株への売りが強く、SOX指数は約3.5%下落しました。
その影響で東京市場でもアドバンテストなどが売られましたが、売り一巡後にはソフトバンクグループやキオクシアなどが切り返しました。しかも東証プライムでは値上がり881銘柄、値下がり634銘柄と、実際には値上がり銘柄の方がかなり多くなっています。日経平均は93円安でも、TOPIXが上昇している理由がここにあります。
明日の日本株市場の予想
明日はまず、今日確認された65,000円近辺での押し目買いの強さが続くかに注目です。
朝に1,500円以上下落しながら、ほぼ全てを取り戻したことはかなり強い動きです。今夜の米国株が大きく崩れなければ、明日は再び66,500~67,000円方向を試す可能性があります。
ただし、FRBの利上げ観測と米長期金利上昇は依然としてリスクです。特に半導体株は金利上昇の影響を受けやすいため、日経平均よりTOPIXの方が強い相場が続く可能性があります。
前営業日の米国株市場の様子
8月28日の米国市場は3指数そろって下落しました。NYダウは9.45ドル安の53,559.99ドル、S&P500は19.23ポイント安の7,711.76、ナスダック総合は138.93ポイント安の26,402.42でした。
ウォーシュFRB議長が「インフレの基調は十分に改善していない」との認識を示したことで、9月利上げ観測が一気に高まりました。米2年債利回りは4.3%台まで上昇し、エヌビディアなど半導体株が売られています。
今日の米国株市場の予想
今夜の米国市場は、現時点では売り先行となる可能性が高そうです。米国株先物はダウ、S&P500、ナスダック100がそろって下落しています。さらに中東情勢が再び緊迫し、ブレント原油は1バレル90ドル台まで上昇しています。
つまり現在は、「原油高→インフレ懸念→FRB利上げ観測→長期金利上昇」という、ハイテク株にはかなり厳しい組み合わせになっています。
ただ、今日の日経平均が朝の急落からほぼ全戻ししたように、投資家の押し目買い意欲もかなり強そうです。今夜の米国市場でも序盤に下げた後、どこまで買い戻されるかが重要でしょう。
明日の日本株を見るうえでは、ナスダック、SOX指数、米10年債利回り、原油価格の4つを特に確認しておきたいところです。9月最初の相場が今日のような押し目買い優勢となるのか、それとも金利上昇を嫌気した本格調整に入るのか、今夜の米国市場が大きな分岐点になりそうです。

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