日経平均は96円安もTOPIXは9連騰。金利上昇のなか日本株の底堅さ続く

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こんばんは。9月最初の取引となった今日の日本株市場は、日経平均株価が前日比96円59銭安の66,215円34銭で終了しました。下落率は0.15%で2営業日続落です。一方、TOPIXは25.57ポイント高の4,181.86と0.62%上昇。これでなんと9営業日連続の上昇となり、過去最高値にもかなり近づいています。日経平均だけを見ると弱そうですが、日本株全体ではむしろ買いが優勢の一日でした。

指数終値騰落率
日経平均66,215.34円-0.15%
TOPIX4,181.86+0.62%
ダウ平均53,185.90ドル-0.70%
S&P500 7,686.14-0.33%
ナスダック総合 26,370.89-0.12%
目次

今日の日本株市場の様子

今日の最大の警戒材料は金利上昇です。日本の10年国債利回りは一時 3%に到達しました。3%台は1996年以来、約30年ぶりです。中東情勢を背景とした原油高でインフレ懸念が強まっているうえ、日銀が9月会合で追加利上げに動くとの観測も金利を押し上げています。

この影響から日経平均は朝方、一時700円を超えて下落しました。しかし、そこから急速に下げ幅を縮小し、プラス圏に転じる場面もありました。特にトヨタや東京海上、電力株などが買われたほか、キオクシア、村田製作所などにも買いが入りました。一方、アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコなど一部の半導体製造装置株は下落しています。

東証プライムでは値上がり845銘柄、値下がり662銘柄。値上がり銘柄が全体の54%を占めました。つまり今日も「日経平均は下落したが、日本株全体は強い」という最近よく見られる相場でした。

明日の日本株市場の予想

明日はまずTOPIXの連騰が続くかに注目です。日経平均は朝方の急落をかなり取り戻しており、66,000円付近では押し目買いが入りやすいことが確認できました。そのため今夜の米国株が大きく崩れなければ、明日は66,500~67,000円方向を試す可能性があります。

ただし、10年国債利回りが3%を明確に超えて上昇するようなら話は別です。金利高は特にPERの高いAI・半導体株には逆風となるため、日経平均よりTOPIXが強い相場がもうしばらく続く可能性があります。

昨日の米国株市場の様子

8月31日の米国市場は3指数そろって下落しました。NYダウは374.09ドル安の53,185.90ドル、S&P500は25.62ポイント安の7,686.14、ナスダック総合は31.53ポイント安の26,370.89でした。

最大の原因は原油高です。米国とイランの軍事的緊張が再び高まり、原油価格が上昇。「原油高→インフレ懸念→FRBの追加利上げ観測→米長期金利上昇」という流れが株式市場の重しになりました。

市場では9月のFRB会合で0.25%の利上げが行われる確率が65%超まで上昇しています。

今日の米国株市場の予想

今夜の米国市場も、現時点では売り先行になりそうです。18時時点で確認できる直近の先物は、ダウ約0.06%安、S&P500約0.11%安、ナスダック100約0.25%安となっています。特にナスダック系がやや弱い状態です。

今夜はJOLTS求人件数とISM製造業景況指数も発表されます。 強い数字が出れば景気には安心材料ですが、現在の市場では「利上げ観測を強める材料」と受け止められる可能性もあります。逆に少し弱い数字なら米長期金利が低下し、ハイテク株には追い風となりそうです。

9月初日の日本株は日経平均こそ小幅安でしたが、TOPIXは9連騰となり、朝の急落もほぼ取り戻しました。日本株の地合いは依然として底堅いと言えそうです。

明日に向けては、今夜の米10年債利回り、ナスダック、原油価格、JOLTS・ISMの4つを特に確認しておきたいところです。金利上昇が落ち着けば、日経平均が再び67,000円を目指す展開も十分ありそうです。

   


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この記事を書いた人

投資歴は20年。投資資産は約1億円。FIRE済(セミリタイア)。AFP資格保有。投資を始めたい人や投資初心者の方々へ投資についての解説を行っています。

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