こんばんは。10月13日(火)の日本株市場は、3連休明けから大きく下落する一日となりました。日経平均株価は前営業日比1,253.40円安の67,777.52円で終了。下落率は 1.82%です。これで日経平均は4営業日続落となりました。
ところが、TOPIXは 5.86ポイント高の4,110.67、+0.14%と上昇しています。日経平均が1,200円以上も下落したのにTOPIXはプラス。今日は非常に特徴的な相場となりました。
| 指数 | 終値 | 騰落率 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 67,777.52円 | -1.82% |
| TOPIX | 4,110.67 | +0.14% |
| ダウ平均 | 51,850.55ドル | +0.38% |
| S&P500 | 7,807.24 | -0.06% |
| ナスダック総合 | 27,245.90 | -0.44% |
今日の日本株――半導体関連株に売りが集中
今日の日経平均が大きく下落した最大の理由は、AI・半導体関連株への売りです。背景にあるのが、中国の半導体メーカーCXMTによる次世代メモリー技術の進展です。中国企業の技術力が高まれば、世界のメモリー市場で競争が激しくなる可能性があります。
これを受けて前日の米国市場では半導体関連株が下落。さらに韓国市場でもサムスン電子やSKハイニックスが急落し、半導体株への売りが世界的に広がりました。日本でも東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、アドバンテスト、キオクシアHDなどが大幅下落しています。
特に東京エレクトロンは日経平均を約450円、ソフトバンクグループは約399円、アドバンテストは約261円押し下げました。この3銘柄だけで約1,110円の押し下げ要因となっています。
今日の日経平均の下落幅は1,253円なので、実に9割近くがこの3銘柄の影響という計算になります。
TOPIXは上昇!実は値上がり銘柄が圧倒的に多い
今日、もう一つ注目したいのが市場全体の動きです。東証プライム市場では、値上がり1,137銘柄に対して値下がり378銘柄となりました。つまり、値上がり銘柄が値下がり銘柄の約3倍もあったことになります。
業種別でも銀行、海運、証券などが堅調でした。日経平均は値がさ株の影響を受けやすいため、一部の大型半導体関連株が急落すると、指数全体が大きく下落してしまいます。
一方、TOPIXは時価総額加重型なので、日経平均ほど特定の値がさ株の影響を受けません。今日は日本株全体が売られたというより、半導体関連株に売りが集中した一日だったと言えそうです。
明日の日本株――半導体株の下げ止まりが焦点
明日の最大の注目点は、半導体関連株が下げ止まるかどうかです。日経平均は今日、一時67,058.56円まで下落しました。その後は買い戻しが入り、終値では67,777円まで回復しています。安値から約719円戻しているので、下値では一定の買い需要があったことも確認できます。
ただし、半導体関連株の調整が続けば、日経平均が再び67,000円を試す可能性もあります。
一方、TOPIXや値上がり銘柄数の多さを見る限り、国内株式市場全体の地合いが極端に悪化しているわけではなさそうです。明日は半導体株の反発とTOPIXの底堅さが続くかを確認したいところです。
昨日の米国株――ダウ上昇、ナスダック下落
10月12日の米国市場は、NYダウが195.60ドル高の51,850.55ドル、S&P500が4.30ポイント安の7,807.24、ナスダック総合が120.27ポイント安の27,245.90となりました。ダウは0.38%上昇しましたが、S&P500は0.06%安、ナスダックは0.44%安です。
特に弱かったのが半導体関連株です。中国メーカーの技術進展に対する警戒感に加え、AI関連企業の巨額設備投資が将来的に十分な利益を生むのかという疑問も意識されています。
一方、エネルギー関連株などは堅調で、ダウはプラスを維持しました。
今日の米国株――先物はまちまち、銀行決算にも注目
今日の米国株先物は、夕方の海外報道ではダウ先物が約0.7%高、S&P500先物はほぼ横ばい、ナスダック100先物は約0.6%安となっています。昨日に続き、半導体・ハイテク株が弱く、それ以外の銘柄は比較的底堅いという構図です。
今夜は米国の大手銀行の決算発表も予定されています。金融機関の業績が好調であれば、半導体関連株の下落を他のセクターが補う展開も考えられます。また、明日14日には米9月消費者物価指数(CPI)の発表も予定されており、インフレと長期金利の動向にも注目が集まっています。
今日の日経平均は1,253円安という大幅下落でした。しかし、TOPIXは上昇し、東証プライム市場では値上がり銘柄が圧倒的に多いという、非常に珍しい相場でした。今後はAI・半導体関連株の調整が一時的なものなのか、それとも本格的な調整局面に入るのかが重要になりそうです。
明日の日本株を占ううえでも、今夜のナスダック100、SOX指数、米大手銀行決算、米長期金利の動きを確認しておきたいところです。

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