こんばんは。9月30日の日本株市場は、一気に雰囲気が変わりました。日経平均株価は前日比1,272.45円高の66,753.72円で終了。上昇率は1.94%です。TOPIXも67.52ポイント高の4,108.65、+1.67%となり、昨日の下落から大きく反発しました。
| 指数 | 終値 | 騰落率 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 66,753.72円 | +1.94% |
| TOPIX | 4,108.65 | +1.67% |
| ダウ平均 | 51,349.92ドル | -0.26% |
| S&P500 | 7,670.84 | -0.17% |
| ナスダック総合 | 26,797.54 | -0.08% |
今日の日本株――一時6万7000円目前まで上昇
今日の最大の材料は、原油価格の下落と米利上げ懸念の後退です。前日の米国市場では長期金利が高水準だったものの、原油価格が大きく下落。さらにニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が、FRBには次の利上げを判断するまで時間があるとの考えを示したことで、追加利上げへの警戒が少し和らぎました。
この流れを受け、東京市場では朝から買いが優勢。日経平均は一時1,464円高まで上昇し、67,000円目前まで迫りました。特に強かったのがAI・半導体関連です。ソフトバンクグループは6%を超えて上昇し、フジクラや住友電工などAIデータセンター関連にも買いが入りました。銀行株も堅調です。
しかも今日は一部の大型株だけが上昇したわけではありません。東証プライムでは1,127銘柄、全体の72%が上昇。TOPIXも1.67%上昇しているため、かなり幅広い銘柄に買いが入った一日でした。
明日の日本株――再び6万7000円突破を試すか
明日のポイントは、やはり67,000円を突破できるかでしょう。今日の終値は66,753円ですから、あと250円ほどです。ただし、今夜は非常に重要なイベントがあります。米国では日本時間21時30分にPCE物価指数などが発表されます。FRBが重視するインフレ指標なので、市場予想を大きく上回れば米長期金利が再び上昇し、AI・半導体株が売られる可能性があります。
反対にインフレが予想範囲内、あるいは下振れすれば、追加利上げへの警戒が後退し、日本株にも追い風となりそうです。
昨日の米国株――3指数とも小幅続落
9月29日の米国市場は、NYダウが131.59ドル安の51,349.92ドル、S&P500が12.85ポイント安の7,670.84、ナスダック総合が22.84ポイント安の26,797.54でした。下落率はそれぞれ0.26%、0.17%、0.08%と小幅です。米10年債利回りが一時5.293%、30年債利回りも5.6206%まで上昇したことが株価の重荷となりました。
一方、8月JOLTS求人件数は707.9万件と市場予想を下回り、9月消費者信頼感も大きく悪化しました。さらにウィリアムズNY連銀総裁の慎重な発言もあり、10月の追加利上げ観測は一時約70%から51.5%まで低下。株価も安値からかなり戻して取引を終えています。
今日の米国株――PCE次第で大きく動く可能性
今夜の米国市場は、先物を見る限り今のところ大きなリスクオフにはなっていません。17時30分時点ではS&P500先物が小幅高、ナスダック100先物がほぼ横ばい、ダウ先物は約160ドル高でした。さらに原油価格が前日から大きく下がったことで、インフレ再加速への警戒もやや和らいでいます。
ただし、今夜はPCE物価指数、ADP雇用統計、米GDP確報値など重要指標が集中します。特にPCEが市場予想を上回れば金利上昇から株安、下回れば金利低下からハイテク株高という反応になりやすそうです。
今日の日経平均は1,272円高と非常に強い動きでした。そして今回はTOPIXも1.67%上昇しているため、「半導体株だけの上昇」ではなく、市場全体に買いが広がっている点も重要です。
明日はまず日経平均67,000円突破が焦点。そのためにも、今夜のPCEと米長期金利、そしてナスダック・半導体株の反応をしっかり確認しておきたいところです。

コメント