こんばんは。9月29日(火)の日本株市場は、日経平均株価が前日比396.35円安の65,481.27円で終了しました。下落率は0.60%です。TOPIXはさらに大きく下落し、70.87ポイント安の4,041.13、-1.72%となりました。数字だけを見るとかなり弱い一日ですが、今日は少し特殊です。
| 指数 | 終値 | 騰落率 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 65,481.27円 | -0.60% |
| TOPIX | 4,041.13 | -1.72% |
| ダウ平均 | 51,481.51ドル | -0.67% |
| S&P500 | 7,683.69 | -0.77% |
| ナスダック総合 | 26,820.38 | -0.92% |
今日の日本株――約380円の「配当落ち」が発生
今日は9月末の配当権利落ち日でした。日経平均には配当落ちだけで約380円の下押し圧力が発生すると試算されていました。つまり日経平均の実際の下落幅は396円ですが、配当落ち分を単純に差し引けば、実質的な下落はわずか十数円程度という見方もできます。
朝方は前日の米国株安も重なり売りが先行。午前には下げ幅が一時800円を超え、前場終値は570円安の65,307円まで下落しました。しかし午後になると徐々に買い戻され、最終的には65,481円まで戻して終了しています。一方、TOPIXは1.72%安です。
今日は銀行、自動車、商社など9月中間配当を実施する銘柄の権利落ちの影響が大きく、時価総額加重型のTOPIXには日経平均以上に配当落ちの影響が表れています。さらに原油高と長期金利上昇も市場心理の重荷になりました。
明日の日本株――配当落ちがなくなり「実力」が見える一日
明日9月30日は、今日のような配当落ちという特殊要因がなくなります。そのため、明日は日本株そのものの強さを確認しやすい一日になりそうです。今日の日経平均は396円安でしたが、配当落ち分が約380円あったことを考えれば、実質的にはかなり底堅かったとも言えます。
ただし、注意したいのが米国の長期金利と原油価格です。米10年債利回りは5.2%台という非常に高い水準にあります。ここからさらに上昇すれば、AI・半導体などPERの高い成長株には売りが出やすくなります。明日は65,000円を維持できるか、そして再び66,000円を目指せるかがポイントになりそうです。
昨日の米国株――3指数そろって下落
9月28日の米国市場は、NYダウが347.11ドル安の51,481.51ドル、S&P500が59.72ポイント安の7,683.69、ナスダック総合が248.34ポイント安の26,820.38となりました。3指数とも下落して、特にナスダックの下落率は0.92%となっています。
最大の原因は原油高と長期金利上昇です。米国とイランを巡る不透明感から原油価格が上昇し、インフレ再加速への警戒が強まりました。米10年債利回りは一時5.27%近辺まで上昇し、2007年以来の高水準となっています。半導体株も弱く、SOX指数は1.6%安。一方、エヌビディアは過去最大となる1,500億ドルの追加自社株買いを発表したことから逆行高となりました。
今日の米国株――先物は落ち着く、今夜は経済指標に注目
今夜の米国株については、18時近辺の先物はダウが小幅安、S&P500がほぼ横ばい、ナスダック100が小幅高となっています。昨日のような全面的なリスクオフにはなっていません。今夜は米国のJOLTS求人件数と消費者信頼感指数が発表されます。さらに明日には重要なインフレ指標であるPCE物価指数も控えています。
強すぎる経済指標が出れば「FRBの追加利上げ→長期金利上昇」という流れになり、株には逆風です。反対に、景気の底堅さを残しながらインフレ懸念を強めない内容なら、昨日売られたハイテク株への買い戻しも期待できます。
今日の日経平均396円安は、数字だけを見て「日本株が大きく売られた」と判断しないことが重要です。約380円の配当落ちを考慮すると日経平均は実質ほぼ横ばい。明日はこの特殊要因がなくなるため、65,000円台を維持して再び上を目指せるのか。今夜の米国株と米10年債利回りを確認しながら見ていきたいところです。

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