NISA口座を開設するにあたって、「一般NISA」と「つみたてNISA」のどちらを選べばいいのでしょうか?
今回は、一般NISAとつみたてNISAのどちらがいいのかを考えていきたいと思います。
NISAが2つあるから分かりにくいよ
それぞれの違いをみてみましょう
まずは、それぞれの違い
買付可能額(年間非課税枠)
- 一般NISA 年間120万円
- つみたてNISA 年間40万円
投資対象
- 一般NISA 国内株式、海外株式、投資信託、ETF
- つみたてNISA 金融庁の条件を満たした一定の投資信託・ETF(2020年時点で193本)
非課税投資期間
- 一般NISA 5年間
- つみたてNISA 20年間
ロールオーバー
- 一般NISA あり
- つみたてNISA なし
それぞれのメリットとデメリット
一般NISAのメリット
一般NISAのメリットは、年間で120万円という大きな金額を非課税に出来るという事です。利益が出れば、その分たくさん非課税に出来るので、非課税に出来る金額がつみたてNISAよりは多いというのは有利な点です。また、国内の株式だけでなく、海外の株式や、投資信託、ETFと様々な金融商品に投資が出来るので選択肢の幅が広がります。リスクをとって大きなリターンを狙う事も出来ます。また、ロールオーバーすることで非課税の期間を延長する事も出来ます。
- 年間120万円まで非課税に出来る
- 様々な商品に投資できる
- ロールオーバーが出来る
一般NISAのデメリット
非課税としての投資期間が5年間(ロールオーバーすると更に5年間延長されるので10年間)なので、つみたてNISAと比べると非課税となる期間が短いです。現行の制度ではロールオーバーした後に再度ロールオーバーする事が出来ないようになっているので、ここが改定された場合はデメリットが解消されるかもしれませんね。
つみたてNISAのメリット
少額からでも可能であり、長期的に分散された投資先に投資できるように金融庁の条件を満たしたものしか投資が出来ないようになっているため、比較的安心して投資をする事が出来ます。株多くの投資先から厳選された投資先しか選択できないので初心者には選びやすいと思います。
- 少額からの積立投資
- 長期的に非課税制度を利用できる
- 投資商品が厳選されており選びやすい
つみたてNISAのデメリット
定められた投資先にした投資が出来ないために、自分が投資をしたいと思う金融商品(国内個別株や外国株個別株)などに投資が出来ないです。「任天堂やソニーに投資をしたい」「スターバックスやアマゾン、グーグルに投資したい」などの場合は、つみたてNISAでは投資が出来ないです。
どっちが向いているの?
一般NISAとつみたてNISAでは、どっちが自分に向いているのか?
各自の投資資金、投資知識、リスク許容度(どれだけリスクをとる事が出来るのか)などによっても異なるので、人によってどちらがいいのかは様々です。
一般NISAに向いている人
- 比較的大きな資金を投資できる人
- 自分でネットなどを通して情報収集が出来る人
- 自分でどんな投資先に投資をしたいのかを決めれる人
- リスクを取ってでも大きなリターンを狙いたいと思う人
つみたてNISAに向いている人
- コツコツと積み立てていきたい人
- 少額から投資を始めていこうと考えている人
- リスクを少なくして比較的安定的な投資を目指す人
- 自分で投資先を選ぶよりも決められた投資先から選びたい人
一般NISAは、自分で色々な投資先を選んで自分の好きな投資先に投資したい人に向きます。一方で、つみたてNISAはコツコツと毎月積み立てていくことで少しづつ投資をしていく人に向いています。
それぞれの適性に応じて、一般NISAかつみたてNISAを選んでみてくださいね。
ちなみに、私は一般NISAを選んでいます。その理由は、年間に非課税で出来る金額が120万円と大きい事と、もう一つは、政府の方針が「貯蓄から投資へ」と投資を促す方向になっており、一般NISAの非課税の期間は現在は5年間(現状ではロールオーバーすれば延長できる)であるが、今後は制度改正によって非課税の期間が更に伸びると思われるからです。
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