毎日夕方の市場レポートブログ、本日もお届けします!
今日(6月5日・金曜日)のマーケットは、日米で驚くほど明暗が分かれる、非常にダイナミックな1日になりました。ここ数日、地政学リスクやハイテク株の乱高下に一喜一憂する場面が続いていましたが、週末を前に相場の「主役」がガラリと入れ替わるような動きを見せています。
今夜に大注目の米雇用統計発表を控える中、マーケットが今どういう熱量で動いているのか、最新のデータをベースにじっくりと読み解いていきましょう!
本日の主要株価指数(確定数値)
| 市場 | 指数 | 終値 | 前日比 |
| 東京市場(6/5) | 日経平均株価 | 66,588円12銭 | -882円57銭 (-1.31%) |
| 米国市場(6/4) | ダウ平均株価 | 51,561ドル93セント | +874ドル86セント (+1.73%) |
昨夜の米国株市場:レバノン停戦合意でダウが爆騰!驚異の870ドル超安から過去最高値へ
まずは昨夜(6月4日夜~5日早朝)のニューヨーク市場の様子から振り返っていきましょう。
前日の急落で「中東情勢の泥沼化か…」と誰もが身構えた直後でしたが、昨夜のダウ平均株価は前日比874.86ドル高の51,561.93ドル(+1.73%)と凄まじい大爆発を演じました!前日の下げをすべて帳消しにしたどころか、2日ぶりに過去最高値を一気に更新するという、アメリカ市場の恐ろしいほどの底力を見せつけられた一晩となりました。
この劇的なV字回復の引き金を引いたのは、「レバノンとイスラエルの停戦合意」のニュースです。
一転して地政学リスクへの警戒感が一気に和らいだことで、急騰していた原油先物価格が大幅に下落。これにより「過度なインフレ懸念」がスーッと後退し、投資家たちのリスク選好姿勢が一気にカムバックしました。
特に昨夜の相場を牽引したのは、ユナイテッドヘルスなどのヘルスケア株やゴールドマン・サックスといった金融・景気敏感株(オールドエコノミー)です。構成銘柄の約7割がプラス圏で終える全面高の展開となりました。
ただ、一方でハイテク・AI関連株の動きは対照的でした。米半導体大手のブロードコム(AVGO)の決算が市場予想を下回ったことが直撃し、エヌビディアを含めた半導体関連セクターにまとまった売りが殺到。ダウがこれだけ大爆発した裏で、ナスダック総合指数はわずかに続落(-0.09%)して終えるという、非常に極端な「主役交代」が起きた夜でした。
今夜の米国株市場の予想&先物チェック:今夜は「雇用統計」が運命を握る
さて、今夜のアメリカはどう動きそうでしょうか。まずは夕方現在の米国株先物相場をチェックしてみましょう。
- NYダウ先物:前日比ほぼ横ばい(-0.03%前後の小幅なもみ合い)
- ナスダック100先物:下落傾向にある様子
先物市場を見る限り、昨夜の大幅高の反動もあり、今夜の米国市場は「嵐の前の静けさのような、非常に静かなスタート」を想定しています。
今夜の動きを決めるのは、何と言っても日本時間21時30分に発表される「5月の米雇用統計」です。今夜はこの数値次第でマーケットが大きく上下に振れることになります。
- 雇用や賃金が適度に鈍化していた場合(ポジティブ):「利下げ期待」がさらに高まり、昨夜買われた金融株やディフェンシブ株に加えて、本日出遅れた半導体・ハイテク株にも猛烈な買い戻しが入る可能性があります。ダウは5万1800ドル超えを狙う強気な週末になりそうです。
- 雇用が強すぎ、インフレ懸念が再燃した場合(ネガティブ):昨夜の停戦合意による上昇分を吐き出すような、ハイテク株を筆頭とした利益確定売りに押されるリスクを孕んでいます。
発表直後はボラティリティ(価格変動)が極めて高くなるため、週末の夜にふさわしいスリリングな展開を覚悟しておいた方が良さそうです。
今日の日本株市場:日経平均は882円安の大幅続落、でも中身は「全面高」?
続いて、今日(6月5日)の東京市場の振り返りです。
今日の日経平均株価は、昨夜のアメリカの半導体株安の流れをモロに引き継ぐ形となり、朝方から売りが先行。前場には一時、前日比1,600円を超える急落となり、節目の6万6000円の大台を割り込む場面もありました。最終的には下げ渋ったものの、前日比882円57銭安の66,588円12銭(-1.31%)と、2日連続の大幅続落で今週の取引を終えました。
「えっ、米株があれだけ上がったのに日本株は暴落?」と感じるかもしれませんが、これにはカラクリがあります。
今日の下落は、東京エレクトロンやアドバンテストといった、日経平均への影響度が極めて高い「半導体関連株のピンポイントな急落」が原因なんです。昨夜のアメリカでのブロードコムショックが直撃した形ですね。
ですが、ここからが重要です。実は今日、日経平均は大幅安だったのにもかかわらず、東証プライム市場の約8割近くの銘柄が値上がりしていました!
中東の緊迫化が和らいだことで安心感が広がり、これまで半導体株の陰に隠れていた自動車、金融、内需、出遅れ優良株へ満遍なく資金が流入したんです。指数(日経平均)の見た目は大陰線ですが、個別株で見れば「ようやく自分の持っている株に順番が回ってきた!」というホルダーも多い、非常に中身の強い1日でした。
来週月曜日の日本株市場の予想:雇用統計を消化し、再び上値を追うフェーズへ
週末を挟み、次の取引は6月8日(月曜日)になります。来週月曜日の日本株は、「今夜のアメリカの雇用統計の反応を100%織り込んだ上でのスタート」になります。
今夜のアメリカ株が雇用統計を無難に通過すれば、今日大きく売られた半導体株にも強力なリバウンド(買い戻し)が期待できます。そうなれば、今日買われた内需・出遅れ株との「両輪」が揃うことになるため、月曜日の日経平均は再び6万7000円台への復活、さらには最高値更新に向けた力強い歩みを見せてくれるでしょう。
月曜日の予想レンジは66,200円~67,500円。
もし今夜のアメリカが指標悪化で崩れたとしても、今日の日本株の個別株で見せた底堅さを考えれば、6万6000円以下の水準は絶好の押し目買い(バーゲンセール)として機能するとみています。
投資のワンポイントアドバイス
日経平均の「−882円」という数字だけを見るとパニックになりそうですが、市場の「中身(中小型株や出遅れ株の強さ)」を見れば、今の相場がいかに健全かが分かります。半導体一本足打法から、幅広い銘柄にお金が回る理想的なサイクルに入りつつあります。
今夜の雇用統計という大きなイベントを前に、手元のキャッシュ(現金比率)を程よくキープしつつ、来週どの出遅れ優良株を仕込むか、週末にじっくり作戦を練るのが賢い選択ですよ!
今夜のニューヨークの着地をハラハラしながら見守りつつ、週末は相場を忘れてゆっくりリフレッシュしてくださいね。今週もお疲れ様でした!

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