こんばんは。今日10日の日本株市場は、終値だけを見ると穏やかですが、実際にはかなり激しい一日でした。日経平均株価は前日比128円17銭高の65,270円95銭、TOPIXも7.94ポイント高の4,054.58で終了。両指数とも3営業日ぶりの反発となりました。
| 指数 | 終値 | 騰落率 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 65,270.95円 | +0.20% |
| TOPIX | 4,054.58 | +0.20% |
| ダウ平均 | 52,380.66ドル | -0.77% |
| S&P500 | 7,636.36 | -0.48% |
| ナスダック総合 | 26,253.34 | -0.64% |
今日の日本株市場――朝の急落から見事な切り返し
今日のポイントは何といっても、朝の大幅安をすべて取り戻したことです。前日の米国市場が3指数そろって下落したことに加え、中東情勢の悪化からブレント原油が100ドルを超え、米長期金利も上昇。日経平均は朝方に一時64,186円台まで下落し、前日比で約956円安となりました。
ところが、その後は急速に買い戻されます。日銀の増一行審議委員が、マイナスとなっている実質金利について早期に正常化すべきとの考えを示したことで、追加利上げへの思惑から銀行・証券株が上昇しました。さらに原油価格がやや弱含み、米国株先物や韓国株が持ち直したことで、半導体株にも買い戻しが広がりました。
アドバンテストやレーザーテックが上昇し、三菱UFJ、みずほ、野村HDなど金融株もしっかり。一方、東京エレクトロンや古河電工、建設・不動産株には売りが残りました。東証プライムは値上がり723銘柄、値下がり783銘柄と、実は値下がり銘柄の方がやや多めです。指数は反発しましたが、まだ完全な全面高ではありません。
明日の日本株市場の予想
明日の焦点は、今日守った65,000円台を維持できるかです。一時1,000円近く下げながらプラスで終わったことは、短期的にはかなり強い値動きです。今夜の米国株が安定すれば、明日は65,500~66,000円方向を試す可能性があります。
ただし、原油価格と金利は依然として大きなリスクです。ブレント原油は100ドル近辺、米10年債利回りも4.8%台と高水準にあります。
昨日の米国株市場――3日続落
9月9日の米国市場は、NYダウが405.41ドル安の52,380.66ドル、S&P500が37.16ポイント安の7,636.36、ナスダック総合が168.07ポイント安の26,253.34でした。3指数そろって3日続落です。
最大の重しは引き続き原油高です。中東からの供給懸念でブレント原油は100ドルを突破し、インフレ再加速への警戒から米長期金利も上昇しました。さらに米財務省が国債買い戻し額を増額したものの、市場の期待ほど大規模ではなかったことも債券売り・金利上昇につながりました。
今日の米国株市場の予想
今夜の米国市場は、現時点ではダウとS&P500が小幅反発、ナスダック100はやや慎重というスタートになりそうです。18時前後の先物はダウ約0.29%高、S&P500約0.14%高に対し、ナスダック100は約0.12%安です。
そして今夜最大のイベントが米8月生産者物価指数(PPI)です。翌11日にはCPIも控えています。
PPIが予想より強ければ「インフレ再加速→FRB利上げ観測→長期金利上昇」となり、特にナスダックには逆風です。逆に物価上昇が落ち着いていれば、3日続落後ということもありハイテク株を中心に反発する可能性があります。
今日の日経平均は、一時956円安から128円高まで戻しました。これはかなり印象的な切り返しです。明日に向けては、今夜のPPI、米10年債利回り、ブレント原油、ナスダック100、ドル円の5つを確認しておきたいところです。特に原油と金利が落ち着けば、今日の反発が本格的な戻りにつながる可能性もありそうです。

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