今日の日本株市場は、AI・半導体関連株を中心に売りが集中し、再び非常に厳しい一日になりました。日経平均株価の本日終値は62,364円92銭で、前日比2,566円27銭安、下落率は3.95%です。TOPIXも3,961.46ポイントで取引を終え、104.61ポイント安、2.57%下落しました。
| 指数 | 終値 | 騰落率 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 62364.92円 | -3.95% |
| TOPIX | 3961.46 | -2.57% |
| ダウ平均 | 52210.08ドル | +0.51% |
| S&P500 | 7413.18 | +0.02% |
| ナスダック総合 | 24932.08 | -0.18% |
今日の日本株市場の様子
今日の東京市場は、前日の米国市場で半導体株が大きく売られた流れを引き継ぎ、朝から売りが先行しました。日経平均は一時6万2000円を割り込み、前日からの下げ幅が3,000円を超える場面もありました。大引けにかけて少し戻したものの、終値でも約4%の大幅安です。
最大の下落要因は、AI・半導体関連株への警戒です。前日の米国市場ではエヌビディアが5%下落し、マイクロンやサンディスクなどメモリ関連株も売られました。中国のメモリー企業CXMTの上場や中国製半導体装置の開発報道を受け、半導体市場の競争激化と将来の収益性に対する不安が強まっています。
韓国市場でもサムスン電子やSKハイニックスが急落し、KOSPIは一時10%を超えて下げました。このアジア全体の半導体株売りが、日本のアドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシア、ソフトバンクグループなどにも波及しました。
日経平均の下落率がTOPIXを大きく上回ったことからも、値がさ半導体株の影響が特に大きかったことが分かります。ただ、TOPIXも2.57%下落しているため、売りは半導体株だけでなく、機械や電機、非鉄金属など幅広い業種へ広がりました。
明日の日本株市場の予想
明日の日本株市場は、今夜の米国市場でナスダックと半導体株が下げ止まるかどうかが最大の焦点です。
日本時間18時前後の米国株先物は、ダウ先物が0.16%高と小幅に上昇する一方、S&P500先物は0.11%安、ナスダック100先物は0.73%安となっています。ハイテク株の売りが続く可能性を示す動きで、現時点では日本の半導体株にとって安心できる状況ではありません。
今夜、エヌビディアやマイクロンなどがさらに下落すれば、明日の日経平均も上値の重い展開になりそうです。一方、日経平均は2日間で大きく下げており、短期的な売られすぎ感も出ています。ナスダックが下げ渋れば、自律反発を狙った買いが入る可能性があります。
明日はまず6万2000円を維持できるかが重要です。ここを割り込む場合は、6万1000円台まで下値を探る可能性があります。反発した場合は、6万3000円台を早い段階で回復できるかを確認したいところです。
昨日の米国株市場の様子
前日の米国市場は、NYダウが262ドル83セント高、S&P500がほぼ横ばい、ナスダック総合が0.18%安と、指数によって明暗が分かれました。
米国とイランが攻撃を一時停止し、交渉再開への期待が高まったことで、原油価格は大幅に下落しました。ブレント原油は6.3%安の1バレル85.87ドルとなり、インフレと金利上昇への警戒が和らいだことがダウを支えました。
一方、AI関連の巨額設備投資が十分な利益につながるのかという懸念や、中国企業との競争激化が意識され、エヌビディアなど半導体株は軟調でした。そのため、景気敏感株や内需株は上昇しましたが、ナスダックは下落しています。
今日の米国株市場の予想
今日の米国市場は、ダウが比較的底堅く、ナスダックが弱いという前日同様の展開になりそうです。
原油価格の下落は、インフレ懸念を和らげるため市場全体にはプラス材料です。しかし、今週はFOMCに加え、マイクロソフト、メタ、アマゾン、アップルなど大型テック企業の決算が控えています。投資家はAI関連の売上成長だけでなく、設備投資額とフリーキャッシュフローへの影響を厳しく確認するとみられます。
今日の日本株は大幅安でしたが、業績悪化が突然確認されたというより、半導体株に対する過度な期待の修正と競争激化への警戒が重なった下落です。今夜の米国市場で半導体株が下げ止まれば、明日は買い戻しが期待できます。ただし、ナスダック100先物の下落が拡大する場合は、日経平均の不安定な値動きが続くことに注意が必要です。

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