今日の日本株市場は、日経平均株価が前日比930円73銭安の61,434円19銭で取引を終え、下落率は1.49%となりました。一方、TOPIXは10.44ポイント高の3,974.03ポイントと0.26%上昇しています。
日経平均だけを見るとかなり弱い相場ですが、TOPIXが上昇している点が今日の大きな特徴です。
| 指数 | 終値 | 騰落率 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 61434.19 | -1.49% |
| TOPIX | 3974.03 | +0.26% |
| ダウ平均 | 52747.32 | +1.03% |
| S&P500 | 7428.78 | +0.21% |
| ナスダック総合 | 24876.91 | -0.22% |
今日の日本株市場の様子
今日もAI・半導体関連株への売りが日経平均を押し下げました。韓国ではSKハイニックスが過去最高水準の利益を発表したものの、市場予想には届かなかったと受け止められ、株価が大きく下落しました。中国企業との競争激化やメモリ供給の増加、AI設備投資の採算性に対する警戒も続いています。
こうした流れを受け、日本でも半導体製造装置や電子部品、AI関連の値がさ株が売られました。日経平均は一時6万1000円を割り込む場面がありましたが、大引けにかけて下げ幅を縮めています。
一方、TOPIXはプラスで終了しました。銀行、保険、商社、食品、小売りなど、半導体以外の業種には買いが入り、ハイテク株から内需株や割安株へ資金を移す動きが見られました。世界的にも、テクノロジー株から金融、生活必需品、ヘルスケアなどへ資金が移る「物色の入れ替わり」が進んでいます。
つまり、今日は日本株全体が全面安だったのではなく、日経平均への影響が大きい半導体株が下落し、それ以外の銘柄は比較的しっかりしていた相場です。
明日の日本株市場の予想
明日の焦点は、今夜発表されるFOMCの政策判断と、マイクロソフト、メタなど米大型テック企業の決算です。
日本時間18時前後の米国株先物は小幅高ですが、上昇幅は限定的です。特にナスダック100先物はほぼ横ばいで、投資家が重要イベントを前に様子見姿勢を強めていることが分かります。
米大型テック企業が、AI投資に見合うクラウド売上や利益成長を示せば、売られ続けている日本の半導体株にも買い戻しが入りそうです。その場合、日経平均は6万2000円台の回復を試す可能性があります。
反対に、設備投資額ばかりが増え、キャッシュフローや利益見通しが弱ければ、半導体株への売りがさらに続く恐れがあります。ただし、TOPIXが上昇しているため、日経平均が下がっても、銀行や内需関連株が相場全体を下支えする可能性があります。
昨日の米国株市場の様子
昨日の米国市場は、NYダウが537ドル高、S&P500が0.21%高となる一方、ナスダック総合は0.22%下落しました。
コカ・コーラやボーイングなどの好決算を受け、生活必需品や景気敏感株が買われ、ダウが大きく上昇しました。一方、半導体株への売りは続き、ナスダックは5営業日続落しています。原油価格と米国債利回りの低下は市場全体を支えましたが、AI関連株への警戒を完全に打ち消すことはできませんでした。
今日の米国株市場の予想
今日の米国市場は、小幅高で始まった後、FOMCと大型テック決算を待ちながら上下に振れやすい展開になりそうです。
市場では政策金利据え置きが中心予想ですが、インフレや原油価格に対するFRBの見解が重要です。さらに、マイクロソフトとメタの決算では、AI関連の売上成長と設備投資負担のバランスが厳しく確認されます。
今日の日経平均は大幅安でしたが、TOPIXは上昇しました。これは日本株全体の地合いが崩れたというより、AI・半導体株への売りが集中していることを示しています。今夜の米国決算が市場の不安を和らげられるかが、明日の日本株の方向を決める最大のポイントになりそうです。

コメント