投資って、どうすればいいのだろう?

投資のやり方
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「投資ってどうすればいいのだろうか?」

投資を始めてする時に悩むのが、どんなところに投資をすればいいのだろうか?という事だと思います。日本人の場合は、貯金だけをしていて投資をしていない人が多いです。なので身近な人に相談することも難しかったりします。

どんなところに投資をすればいいのか?
投資商品とは、どんなものがあるのだろうか?
騙されて変なところに投資をしてしまわないだろうか?

色々な不安があると思いますので、まずは一つ一つ確認しながら投資先を見ていくのがいいのではないかなと思っています。

これから、一般的な投資とはどんなものがあるのかを見ていきましょう。

目次

一般的な投資の種類

貯金以外の投資については、色々とありますが代表的なものをこちらの上げてみました。もっとマニアックな投資先もあるのですが、あまりマニアックな投資先は不確定要素も大きくて上級者向けだったり、そもそも投資対象としてふさわしくないものもあります。

例えば、未公開株投資や海外不動産投資などは、手を出さない方が良いと思います。大きなリターンを手にする可能性はありますが、逆に紙くずになったり騙されたりする事も多い投資先となるので、基本的には近寄らない方が無難です。

まずは、一般的な投資先をみていきましょう。

  • 債券(国債、社債)
  • 投資信託
  • 株式投資
  • 上場投資信託(ETF)
  • 金投資
  • 不動産投資信託(リート)
  • FX(外貨為替証拠金取引)
  • 暗号資産(仮想通貨)

上記にあげた投資商品は、比較的聞いたことがあるものが多いのではないでしょうか。中には聞いたことのない投資商品もあるかもしれませんが、一つ一つ確認してみたいと思います。

それぞれの投資商品内容を細かく見ていくと、最初は疲れてしまうかもしれないので、まずは簡単にそれぞれの投資商品の内容をお伝えしていって、後日またそれぞれの商品を細かくご説明させていただこうと思います。

債券(国債、社債)

債券というと、ちょっと堅苦しくて聞きなれない言葉のように聞こえますが、「国債」などであれば、耳にしたことがある人が多いのではないでしょうか。

簡単に言えば、貴方が誰かにお金を貸すという事になります。

お金を貸す相手が「国」であれば、「国債」、企業であれば「社債」となる訳です。

お金を貸すわけだから、貴方は貸した相手から利息を受け取る事が出来るし、満期になれば貸したお金が戻ってくるという事になります。

ただし、お金を貸した相手が倒産したり潰れたりした場合には、当然ながらお金は戻ってきません。

でも、基本的にはしっかりとした「国」にお金を貸すのであれば、まずは潰れる事はないと思います。日本にお金を貸して、日本が潰れる事はないでしょうからね。

お金を貸す相手や、貸す期間によって金利が異なってきます。

日本のように安定した国であれば受け取れる利息(金利)は低いですが、発展途上国のような不安定な国の場合は受け取れる利息(金利)が高くなります。

企業に貸す場合も同様で、安定した企業の場合は金利が低いですが、業績が不安定な企業の場合は金利が高くなります。

債券(国債、社債)とは、相手にお金を貸して利息(金利)を受け取り、満期になれば貸したお金を返してもらえる商品です。

株式投資

投資というと、一番真っ先に頭に浮かんでくるのが株式投資ではないでしょうか。それぐらいメジャーな投資先ですよね。

企業の株を買って、その株が上昇すれば投資した資産が増えるし、その企業の株が下落すれば投資した資産は減ってしまいます。

企業の業績(売上や利益)が増えると、株価も上がる事になります。

株を買って株主になるという事は、その企業のオーナーになるという事になります。

議決権(意見をいう権利)があったり、配当金(貯金でいうと利息みたい感じです)があったり、株主優待(商品や優待券が貰える)があったりと、株主としての権利を手に入れる事が出来ます。

企業によって貰える権利は様々で、配当金や株主優待がある企業もあれば、ない企業もあります。配当金や株主優待などがある企業を選んで配当金や株主優待をもらう事を楽しむのか、それとも配当金はないけれども事業の拡大を目指して売上や利益の増やしていって株価の上昇を期待できる企業を選ぶのかなど、投資する個人個人の好みや思いによって、好きな企業に投資する事が出来ます。

株式投資は大きく増える事があるかもしれない反面、大きく減ってしまうリスクもあります。

その分、自分の考えや思いがダイレクトに反映される事が魅力でもあり、投資する楽しさを味わう事も出来ます。

投資信託

こちらも名前を聞いたことがある人が多いと思います。銀行などで貯金をした際に、「こちらのお金で投資信託はいかがでしょうか?」などと声を掛けられた人もいるのではないでしょうか。

様々な種類の投資信託があるのですが、基本的には色々な企業や債券などをたくさん集めてパッケージ商品にしたものだと思ってもらえたら良いのではないかなと思います。

例えば、貴方が株を買いたいと思った時に、1株100万円となっている企業の株を買うと100万円という大金が必要となります。投資しようと思った資金が100万円しかなかったら、その企業だけで投資資金全部を使ってしまいます。

もしも、その企業の業績が悪くなって株価が下ったら大きく損をするし、最悪の場合で倒産などをしたら紙くずになってしまいます。

そんなリスクは避けたいですよね。

そんな時に、皆のお金を集めて、皆のお金で色々な企業に投資をして、それを細切れに分けて分配して販売してくれる商品が投資信託です。

(上記図解「一般社団法人投資信託協会」より引用)

株式などに投資をしているので、当然ながら価格が上下します。なので、貯金のように元本保証があるわけではないですが、直接株式に投資をするよりは投資先が分散されているので株式と比較すると値動きはマイルドになります。

投資信託によって、それぞれの運用先・テーマ(先進国投資だったり、新興企業投資だったり、債券投資だったり)があるので、自分でテーマを選んで投資信託を購入すれば、あとは自動的にそのテーマに沿った投資先での分散運用を投資信託が勝手に行ってくれます。

投資信託は、プロに手数料を支払って分散投資をしてもらえる商品だと思ってもらえばいいのではないかと思います。

上場投資信託(ETF)

上場投資信託は、ETFという名称の方が一般的です。上場投資信託という正式名称よりはETFという呼び方の方が聞いた事がある人が多いと思います。

投資信託のように分散したパッケージ商品のようなものなのですが、ETFの場合は株式と同じように株式市場に上場しています。なので、株式取引と同じように購入金額や売買金額を決めて注文する事になります。

簡単に説明するならば、株式市場に上場している投資信託だと思えばいいと思います。

ETFの場合は、株式と同じように株式市場に上場しているので、その市場が開いている間に購入することができ、株式と同じようにその場その場で価格が変動しています。そして、購入価格を自分で決定して注文するので、「この値段でないと買わない(指値注文)」とか「この値段でないと売らない」といった自分が売り買いしたい金額を指定して注文する事が出来ます。

一方で、投資信託の場合は株式市場に上場していないので、基準価額というものが1日1回決定されます。基準価額で取引をする形になるので、自分で基準価額を決める事が出来ません。投資信託は、買いたいと思う時に注文をしたら次の日の基準価額(前日の市場の値動きで決定される)で購入することになります。

大雑把に説明するのであれば、次のようになります。

ETFは、上場している投資信託で価格が株式のように変動している。
投資信託は、上場していない金融商品で価格は1日1回固定されている。

後日、また詳しく両者の違いをご説明いたしますので、ひとまず上場しているETFと上場していない投資信託という違いを覚えてもらえば良いと思います。

金投資

太古の昔から金は資産として大切に扱われてきました。お金(紙幣)や株式などがペーパー資産と呼ばれているのに対して、金は現物資産と呼ばれており、存在そのものに価値があるものです。

紙幣は、そもそも紙切れです。その紙切れを発行している国を信用して価値が付いているものです。日本銀行券であれば日本という国を信用しているから1万円札という紙切れが1万円の価値を持つ事になります。

一方で、金は金そのものに価値があり、金自体に値段が付いています。なので、信用リスクが低下する時(景気が悪化したりする時や戦争や大災害などの混乱時)などには、ペーパー資産が下落するのに反比例して金の価格は上昇したりします。

ゆえに一定割合の金資産を持つ事でリスクヘッジをする事が出来る事もあります。

金に投資するには、直接金を買う方法(金の延べ棒を持つ)や純金積み立て、投資信託やETFといった金融商品で金に投資しているものを購入する方法とがあります。

金地金(金の延べ棒の事、ゴールドバーやインゴットとも言う)は、直接購入して自宅で現物を保管する事も可能ですが、セキュリティの問題(盗難にあうと困る)もあるので、金の販売会社で保管してもらったり、銀行の貸金庫で保管するのが一般的です。

純金積み立ては、少額からコツコツと金を積み立てていけるので、手軽に始めることが出来ます。

不動産投資信託(リート、REIT)

金と同じように、不動産も現物資産であり、不動産そのものに価値があります。しかし、不動産は高額なものであり、1人で購入して運用するには莫大な費用が掛かります。都心部のビルや土地などは数億円以上もするので、とても普通の人が1人で投資をして運用することが難しいです。

そこで、投資信託と同じように不動産も、皆の資金を集めて皆で投資できるように一つのパッケージ商品として作り上げたものが不動産投資信託(リート、REIT)です。

(上記図解「一般財団法人投資信託協会」より引用)

これにより、個人では投資するのが難しかったオフィスビルや商業施設などに投資をすることが出来るようになりました。

元々、不動産投資信託はアメリカで開発され、「Real Estate Investment Trust」の頭文字をとって、「REIT(リート)」と呼ばれています。日本の不動産を対象としたものはJAPANの頭文字を付けて「J-REIT」と呼ばれています。

複数の不動産物件を集めてパッケージ商品とした不動産投資信託(REIT)は、高額な資金が必要な不動産投資を少額から投資する事が可能であり、かつ個人では難しい不動産の分散投資をする事が出来る商品となっています。

現物の不動産の場合は、買い手が見つからない限り売却が出来ず、なかなか現金化が出来ない時もありますが、不動産投資信託は金融商品なので金融市場で売買されているため、何時でも換金することが出来ます。

個人が手軽に不動産投資をする事が出来る商品が、不動産投資信託(REIT)です。

FX(外国為替証拠金取引)

FX(外国為替証拠金取引)とは、外貨などの通貨にレバレッジを掛けてトレードする取引です。

普通の外貨取引は、現物の通貨(ドルや円)を取引する事になります。

FXの場合は、ここに証拠金という取引が関わっていきます。

普通の外貨取引は、1ドル100円の時に、100万円持っていれば1万ドルに交換できます。

証拠金取引を使うと、この元手の100万円を担保(証拠金)として、レバレッジ(証拠金を元に借り入れを行い、大きなトレードを行う)を掛けて、通常よりも大きな取引をする事が出来る事になります。

例えば、元手が100万円の時にレバレッジを10倍にすれば、1000万円分の取引が出来る事になります。

「通常の外貨取引の場合」
100万円を1ドル100円で1万ドルに換える
1ドル100円 → 1ドル110円になる
1万ドルを円に戻すと110万円になる
10万円儲かった事になります

「外貨証拠金取引にて、10倍のレバレッジを掛ける」
100万円の10倍なので1000万円を運用できる
1000万円を1ドル100円でドルに換えると10万ドルになる
1ドル100円 → 1ドル110円になる
10万ドルを円に戻すと1100万円になる
100万円儲かった事になります

これだけみると、お得な取引となるのですが、逆に損失が出た場合は、損失額が10倍になるので非常に大きな損失となります。

普通の外貨取引では、10万円の損失だったとしても、それが10倍になるので100万円の損失となります。

儲かる人が大きくクローズアップされる事があるので、FXに華やかなイメージを持つことがあるかもしれませんが、浮き沈みが激しく、大きな損失を抱える事もある為、ある程度の経験を積んでからの投資先となります

暗号資産(仮想通貨)

近年になった新しく誕生した金融商品であり、斬新で近未来的な仕組みの為、若い人達を中心に人気があり、時に非常に大きく上昇することもあることから、億り人(1億円以上の資産を持つ人)を瞬時に誕生させる事もあります。

ビットコインやイーサリアムなどの名前を聞いた事がある人も多いと思います。法定通貨のドルや円、ユーロなどのように、暗号資産(仮想通貨)にも様々な種類(名称)があり、その一つがビットコインだったり、イーサリアムだったりするわけです。

仮想通貨という名称がついていますが、法定通貨のように国家などの信用がある訳でもなく、ブロックチェーンという新しい技術(改ざんや変更が出来ない記録)を信用することで価値を見い出しており、その値動きは非常に荒くて不安定です。

ドルなどの通貨や資産と同等に、現実社会においてもビットコインのように決算手段として使用することが出来るものもあり、将来的には通貨の代わりとなるという意見もある反面、新たな技術が出てくれば価値が落ちる可能性もあり通貨としては不完全だという意見もあり、今後の見通しがどうなるのかは未知数です。

桁違いに大きく上昇する可能性がある反面、ある日突然大暴落して全くの無価値になる可能性も充分に持っており、ハイリスクハイリターンな投資先となっており、浮き沈みが激しい投資先となっています。

   

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この記事を書いた人

投資歴は18年。投資資産は約1億円。FIRE済(セミリタイア)。AFP資格保有。投資を始めたい人や投資初心者の方々へ投資についての解説を行っています。

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