毎日夕方の市場レポートブログ、本日もお届けします!
昨日は歴史的な大暴騰に沸いたマーケットでしたが、今日(6月4日・木曜日)は一転して、日米ともにこれまでの急ピッチな上昇に対する「強烈なブレーキ」がかかる1日となりました。
連日で過去最高値を更新していた反動もあり、利益確定の売りと新たなリスク要因が重なって、市場は少しヒヤッとする神経質な動きを見せています。こういう局面こそ、感情に流されず、確定した最新の数値をしっかりと精査して、冷静に次の作戦を練っていくことが大切です。
さっそく、本日の相場から一緒に確認していきましょう!
本日の主要株価指数(確定数値)
| 市場 | 指数 | 終値 | 前日比 |
| 東京市場(6/4) | 日経平均株価 | 67,470円69銭 | -931円44銭 (-1.36%) |
| 米国市場(6/3) | ダウ平均株価 | 50,687ドル07セント | -620ドル72セント (-1.21%) |
昨夜の米国株市場:中東情勢の急悪化でダウが急反落、ハイテク・AI株が売りを主導
まずは昨夜(6月3日夜~4日早朝)のニューヨーク市場の様子からじっくり振り返っていきましょう。
これまで5営業日連続で過去最高値を更新し、驚異的な強さを見せていたダウ平均株価ですが、昨夜は前日比620.72ドル安の50,687.07ドル(-1.21%)と大幅に反落しました。主要な3指数がそろって下落し、構成銘柄の約7割がマイナス圏に沈む、冷や水を浴びせられたような一晩となりました。
この急反落の最大の原因は、ようやく落ち着きを見せ始めていた「中東情勢の予期せぬ悪化」です。イラン側がクウェートの民間施設を攻撃したとの一報が伝わり、市場の警戒感が一気に跳ね上がりました。
この緊迫化を受けて、原油先物価格が急上昇。原油が高くなると「またインフレが長引いて、利下げが遠のくのでは?」という懸念が頭をもたげ、投資家たちのリスク回避姿勢(安全な資産に資金を非難させる動き)が一気に強まりました。
特に売りの標的となったのが、前日まで相場を猛烈に引っ張っていたエヌビディア(NVDA)をはじめとする主力IT・ハイテク銘柄やAI関連株です。あまりに短期間で上がりすぎていたため、「この地政学リスクをきっかけに、いったん利益を確定させておこう」というまとまった売りが出やすく、指数全体の大きな重荷となりました。
今夜の米国株市場の予想&先物チェック:雇用統計を前に下値を探る展開か
さて、気になる今夜のアメリカ株はどう動きそうでしょうか。まずは夕方現在の米国株先物相場をチェックしてみましょう。
- NYダウ先物:プラスマイナスをウロウロとしている状態
- ナスダック100先物:時間外で軟調な動きを継続
先物市場を見る限り、今夜の米国市場は「中東情勢への不安を引きずり、一段安で始まる厳しいスタート」を想定せざるを得ません。
今夜の米国市場の予想としては、「中東のニュースをにらみつつ、明晩の米雇用統計を前にした様子見と、下値の支持線を確かめる展開」になりそうです。
ブロードコムなどの一部ハイテク株に急落のニュースが出ていることも心理的な重荷になっており、今夜は5万500ドル近辺をキープできるかどうかの我慢比べになりそうです。
ただ、インフレ指標や景気動向そのものが完全に壊れたわけではないため、パニック的な暴落というよりは、週末のビッグイベント(雇用統計)を前にしたポジション調整(持ち高の整理)の色合いが強いとみています。
今日の日本株市場:大幅反落で931円安、6万8000円台から一歩後退
続いて、今日(6月4日)の東京市場の振り返りです。
昨日、終値ベースで史上初めて6万8,000円台に乗せる歴史的な大暴騰を演じた日経平均株価ですが、今日はその反動が直撃しました。朝方から売りが先行し、一時は下げ幅が1,000円を超える場面も。終わってみれば前日比931円44銭安の67,470円69銭(-1.36%)と、2日ぶりの大幅反落となりました。
急落の背景は、やはり昨夜のアメリカ株安と中東リスクの再燃です。
せっかくの停戦期待に冷や水が浴びせられたことで、海外勢を含む投資家たちが一斉に利益確定の売りボタンを押しました。
特に、昨日まで日経平均を異次元の力で押し上げていた東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体・ハイテク株に、利益確定の売りが集中。東証プライム市場の約7割の銘柄が値下がりする全面安の展開となり、昨日の上げ幅(1,667円)の約半分を吐き出す格好となりました。
ただ、これだけ下げてもまだ6万7,000円台半ばを維持していることは、日本株の底力の強さを示しています。午後にかけては、安くなったところを拾う国内の押し目買い資金も確認され、過度なパニックに陥ることはありませんでした。
明日の日本株市場の予想:週末の波乱を警戒した「神経質な下値模索」
明日の日本株市場は、「今夜のアメリカ株の着地をにらみつつ、明晩の米雇用統計と週末のリスクを警戒した、上値の重い展開」になると予想しています。
突発的な地政学ニュースに振り回されやすい地合いに加え、明晩には世界中の投資家が注目する「5月の米雇用統計」の発表という特大イベントが控えています。そのため、明日は金曜日ということもあって、積極的な買いは入りにくく、様子見ムードが強まりやすいでしょう。
明日の予想レンジは66,800円~67,800円。
今夜のアメリカが先物通りに厳しく引けた場合、明日の日経平均も朝方は下値を試す動きになりそうですが、6万7,000円割れの局面があれば、そこは強力なサポートライン(下値支持線)として意識され、押し目買いが入ってくるとみています。
投資のワンポイントアドバイス
連日の過去最高値更新からの一転した急落で、ドキッとした方も多いかもしれません。ですが、今回のような「地政学リスク」や「短期的な過熱感の冷まし」による下落は、上昇トレンドにおける健全な押し目(スピード調整)であることがほとんどです。
こういう時に慌ててオロオロと狼狽売りをするのではなく、まずはキャッシュ(現金比率)をしっかり握った状態で、今夜のNY市場の動きと明晩の雇用統計の結果をじっくり見守りましょう。安くなった優良株を次にどこで拾うか、リストアップを始めるには絶好のタイミングですよ!
お気に入りの温かいコーヒーでも飲みながら、今夜も冷静に相場を見届けていきましょう。今日もお疲れ様でした!

コメント