今日の日本株市場は、AI・半導体関連株を中心に買いが入り、日経平均株価は反発しました。本日終値は66,422円60銭で、前日比307円00銭高、上昇率は0.46%です。TOPIXも4,053.88ポイントで、20.75ポイント高、0.51%上昇しました。
今日の日本株市場の様子
今日の上昇を支えたのは、米グーグル親会社アルファベットによるAI関連の設備投資拡大です。アルファベットは年間の設備投資見通しを引き上げており、データセンターや半導体、メモリ、電力設備などへの需要が引き続き強いとの期待が広がりました。日本市場でも半導体やAIインフラ関連株が買われ、日経平均は一時67,000円台まで上昇しました。
一方、終値では上昇幅が307円に縮小しています。日本企業の4~6月期決算発表が本格化する前で、積極的に高値を追う投資家が少なかったほか、アルファベットの巨額投資が将来の利益やキャッシュフローを圧迫するとの見方も出ました。
また、東証プライム市場では値上がり銘柄が44%、値下がり銘柄が53%でした。日経平均とTOPIXは上昇しましたが、市場全体が全面高だったわけではなく、AI関連や鉱業、銀行、非鉄金属など一部の業種に買いが偏った相場だったと言えます。
明日の日本株市場の予想
明日の日本株市場は、今夜の米国市場で大型ハイテク株がどの程度下落するかが焦点になります。
日本時間18時前後の米国株先物は、ダウ、S&P500、ナスダック100がいずれも0.3~0.5%程度下落しています。アルファベットは決算内容自体は好調だったものの、設備投資額の大きさが警戒され、時間外取引では株価が下落しました。テスラも利益が市場予想に届かず、自動車事業の採算やキャッシュフローへの懸念から売られています。
今夜のナスダックが下落すれば、明日の東京市場では今日買われたAI・半導体株に利益確定売りが出そうです。ただし、アルファベットの投資拡大そのものは、半導体メーカーやメモリ、製造装置会社にとって中長期的な需要を示す材料でもあります。そのため、米国株が大幅安にならなければ、日経平均は66,000円前後で下げ渋る可能性があります。
昨日の米国株市場の様子
昨日の米国市場では、NYダウが6ドル安とほぼ横ばい、S&P500は0.14%安、ナスダック総合は0.57%安でした。大型ハイテク企業の決算を前に利益確定売りが出たことに加え、原油価格と米国債利回りの上昇が株価の重しになりました。
特に中東情勢の緊迫化から原油価格が上昇し、インフレが再び強まるとの警戒が高まりました。金利上昇は将来利益の現在価値を押し下げるため、株価水準の高いハイテク株には逆風です。一方、スーパーマイクロコンピューターは受注拡大を背景に大幅上昇し、AI関連株の中でも業績による明暗が分かれました。
今日の米国株市場の予想
今日の米国市場は、先物を見る限り売り先行で始まる可能性が高そうです。最大の注目点は、AIへの巨額投資がクラウド収入や利益成長に十分つながっているかどうかです。
さらに原油価格の上昇が続けば、インフレと利上げへの警戒が強まり、ナスダックだけでなく市場全体に売りが広がる可能性があります。反対に、寄り付き後にアルファベットや半導体株が下げ渋れば、AI需要そのものは強いとの見方から買い戻しが入る余地もあります。
今日の日本株は反発しましたが、上昇の勢いは大引けにかけて鈍りました。明日は、日経平均が66,000円台を維持できるか、そして今夜の米国市場でナスダックと半導体株が下げ止まるかが重要になりそうです。

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